2011-01-01から1年間の記事一覧

なぜ働かなきゃならないの?

「なぜ働かなきゃならないの?」っていう、質問に対する答えなら、凄くカンタンなんですよ。働かなきゃならないなんていうことはないんです。 そうすると、必ずこういう人がいます。 「だって食べていかなきゃならないじゃないですか!」 イエス・アイ・ドウ。…

認知のゆがみについて

『不登校・ひきこもり・ニート』を取材するようになった当初、正直なところ、当事者や支援者の言説に、かなりとまどうことが多くありました。いわゆる「なぜこの物事を、こう解釈するのだろうか? どう考えても正反対のことだと思うのだが……」「なぜこの言葉…

情報と判断

1938年、アメリカのCBS放送で「宇宙戦争」というラジオドラマが放送されました。「宇宙戦争」は、その後何度か映画化されている物語です。火星人が、地球に攻撃をしてきたというストーリーで、それをオーソン・ウエルズ監督が、ニュース番組風とドキュメント…

力の抜き方

力というのは、力を抜かないと出ない。力を出す人ほど、力が抜けている。―巨椋修(おぐらおさむ)語録より―(笑) いえいえ、これは本当のことでしてね。(笑)脱力をした方が、力が出るし、応用も利くんです。 ただし、もうひとつ本当のことがあって、それ…

自分を一番気にしているのは自分

『不登校・ひきこもり・ニート』の人の中には、「対人恐怖症」や、「醜形(しゅうけい)恐怖症」なんて人もいます。 醜形恐怖症というのは、自分が醜いと思い込んでしまい日常生活に支障をきたしてしまう病気です。同類の恐怖症に、自分の体臭や口臭が気にな…

不登校でもいいじゃないかってホント?

よく【不登校関係者】いう言葉。 「不登校でもいいじゃないか!」 でもこれって本当なんでしょうか? 実は本当です。 別に不登校でもいいんですよ。 しかしこれが 「不登校の方がすばらしい!」 となると、それはちょっと違いますね。(笑) よく関係者が「…

老人の時代がやってくる

『不登校・ひきこもり・ニート』というのは、基本的に「若者」の問題なんです。この問題を取材するようになって、昔若者だった人は、すでに若者と中年のハザマにいる人がたくさんいます。あるいは中年になった人も。10年前25歳だった人はもう35歳。1…

自殺について

『不登校・ひきこもり・ニート』の人たちが話しを聞いていると、ときどき耳にするのが、 「何度も死のうと思った」 という言葉です。これはリストカットのような自傷行為をする人だけではなく、または自殺と関係が深いと言われている、うつ病と診断された人…

不登校の解決策

わたしはよく 「学校に行かないということ自体は、大した問題ではない。その裏側にあるものが本当の問題なのだ」 と、言います。 不登校を、 「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しない、あるいはしたくともできない状況…

オナニーについて

『不登校・ひきこもり・ニート』とオナニーとは関係ないだろうって? はい、ありません!(キッパシ) しかし、『不登校・ひきこもり・ニート』に限らず、性というのは実に重要です。オナニーや性について相談されることもある。 たまに、我が子が不登校やひ…

性について考える

こう見えてわたしは、ポルノ解禁反対者なんですよ ああいうのは、コソコソやるから楽しいのであって、解禁なんかされたら、夢も希望もなくなっちゃうじゃないすか!!(笑) さてさて、性について“平常心”で語れる人というのは、そう多くないと思います。お…

エロスとバイオレンス

どうもこんにちわ。エロスとバイオレンスの作家、巨椋修(おぐらおさむ)です。 え?『不登校・ひきこもり・ニートを考える』ブログにこの話題はふさわしくない?いえいえ、とんでもありません。これは人間の本能に関係したことで、極めて重要です。 エロス…

職業に貴賎はあるか?

この問題に、もっとも敏感なのは、『不登校・ひきこもり・ニート』の人たちで、鈍感なのは、綺麗事をいう“恵まれた”大人たちなんだろうなと思うね。 いや、実感として『不登校・ひきこもり・ニート』の人たちは、職業の貴賎に悩んだ人もいると思います。 学…

不登校・ひきこもり・ニートのやっかいなところは……

『不登校・ひきこもり・ニート』が、問題化するのは、本人か親、もしくは親族や周辺の人たちが、問題だと思ったときです。 つまり、 問題は問題とされたとき初めて問題となる という通りで、本人も親も、周辺の人たちが『不登校・ひきこもり・ニート』を別に…

お母さんはもっと楽になった方がいい

『不登校・ひきこもり・ニート』に関して、お母さんが重荷を背負いすぎていると感じることがあります。 これは、お子さんが小学生から高校生とかに限らず、成人してからも、乳幼児のときからもです。 と、いうことで今回は、乳幼児を抱えたお母さんへのお話…

凶悪犯罪者の特徴とは

07年5月、福島県会津で、17歳の高校生が母親の首を切り落し、警察に出頭するという事件が起こりました。 当時掲載された、サンケイスポーツの記事を引用しますと以下のように出ておりました。 「母親を殺しました」。福島県会津若松市の高校3年の少年(17…

人間関係って不思議です

え〜、巨椋修(おぐらおさむ)です。この前、富山に行ってきました。富山は、ぼくが『不登校・ひきこもり・ニート』について、関係者に最初に取材をした場所でもあります。その後、『不登校の真実』というものを書籍にし、後にそれを映画化しました。 今回は…

呪いの言葉より祝いの言葉を

『不登校・ひきこもり・ニート』系の人たちと会っていて、いつも思うのが、この人たちはネガティブというよりも、むしろ 「自分で自分に【呪い】をかけている人たちだなあ」 と、思うことが数多くあるのです。この場合の【呪い】とか【祟り】というのは、オ…

補い合う心

共依存が良くないところは、良かれと思いながら、お互いに足を引っ張り合うところにあります。でもね、人間という生き物は1人では生きていけないんですよ。 わたしの職業は、マンガを描いたり、文章を書いたりして、一人でできる仕事ですけど、紙やペンを作…

性格・人格を変える方法

性格とは 『持って生まれた気質と、環境により作られた感情や意志などの傾向』 人格とは 『性格プラス、人柄、品性、知性、行動をともなう、心の傾向』 気質とは 『性格の中で、遺伝的に持って生まれてきた部分』 わかりやすくいうと、『気質』の上に、環境…

人格は変えられるか?

前回『性格は変えられるのか?』いうテーマで書きました。今回はさらに踏み込んで、『人格は変えられるか?』というテーマで書きましょう。 その前に、性格と人格というのは、どのようなものかを知らないといけない。 せいかく 【性格】(1)その人が生まれつ…

性格は変えられるか

心理学や哲学の世界で、大昔から現代にいたるまでの、続いている論争があるんです。 ・人間の性格は、持って生まれてきたものか?・それとも、生まれたときは真っ白で、その後の環境によって作られているものか? というお題の論争なんですけどね。 【人間の…

常識を応用せよ

前回「常識に縛られるな!」という記事を書きました。常識というのは、ぼくたちが日常生活を営んでいく上でとても大切なものです。「世の中」や「世間」「社会」というのは常識、つまり「知っていて当たり前」のことや、「過去からの慣例」で成り立っている…

常識に縛られるな!

世の中には、常識というものがあり、その常識というのは、ほとんどの人が 「そうだ」 と、思っていることであったりするのですが、ときとして常識に縛られすぎていると、新しい発想がでなかったり、思考が硬直化して、柔軟な考え方ができなくなったりします…

「現代型うつ」「新型うつ」について

近年話題になることが多い「現代型うつ」、これは「新型うつ」とも呼ばれるもので、精神医学上ではそういった病名はありません。現代型・新型うつがどういうものかというと、 ・うつ感情が高まり会社なり学校なりに行けなくなる。 ・しかし、会社が学校には…

ひきこもりの人は掃除をしよう!

多くの人の「ひきこもり者」のイメージとして、「部屋がすごく汚い」とか「長髪で全然散髪にいっていない」「あまりお風呂に入らない」「あまり歯も磨かない」とかいうものがあるかも知れません。それはぼくが見た中でも、そういう人は結構多かったですね。…

自信のつけ方

『不登校・ひきこもり・ニート』の人には、自己評価が極端に低かったり、自信が持てないという人が多くいます。そういった人に「自信持てよ」って、いってもなかなか自信なんて持てないもので、かえってプレッシャーになったりします。 自信を持つには “自分…

他人の評価は大切です

『不登校・ひきこもり・ニート』の人たちって、自信がない人が多いんですよ。他人の評価を、必要以上に気にする人も多い。そして自己評価が低い人も多くいますね。でもね、人間なんて、すべからく他人の評価を気にするように出来ているんです。 「人を“評価”…

本当のことなんて全部言わなくていいんだよ

どうも巨椋(おぐら)です。我ながら自分はすっごい正直者だと思っています。 欲望にな!! うそうそ。(笑) ああ、ここで嘘と書いてしまうと、わたしは正直者ではなくなってしまう。(笑) 生まれてこれまで、一度も嘘などついたことがないというのに!(…

共依存

『不登校・ひきこもり・ニート』というのは、時として親子の『共依存』といわれる状態になってしまっている場合もあるようです。 『共依存』というのは、文字通り“お互いに依存しあっている状態”のことです。人間は集団で生きる動物ですから、すべての人間は…