2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

なぜ働かなきゃならないの?

「なぜ働かなきゃならないの?」っていう、質問に対する答えなら、凄くカンタンなんですよ。働かなきゃならないなんていうことはないんです。 そうすると、必ずこういう人がいます。 「だって食べていかなきゃならないじゃないですか!」 イエス・アイ・ドウ。…

認知のゆがみについて

『不登校・ひきこもり・ニート』を取材するようになった当初、正直なところ、当事者や支援者の言説に、かなりとまどうことが多くありました。いわゆる「なぜこの物事を、こう解釈するのだろうか? どう考えても正反対のことだと思うのだが……」「なぜこの言葉…

情報と判断

1938年、アメリカのCBS放送で「宇宙戦争」というラジオドラマが放送されました。「宇宙戦争」は、その後何度か映画化されている物語です。火星人が、地球に攻撃をしてきたというストーリーで、それをオーソン・ウエルズ監督が、ニュース番組風とドキュメント…

力の抜き方

力というのは、力を抜かないと出ない。力を出す人ほど、力が抜けている。―巨椋修(おぐらおさむ)語録より―(笑) いえいえ、これは本当のことでしてね。(笑)脱力をした方が、力が出るし、応用も利くんです。 ただし、もうひとつ本当のことがあって、それ…

自分を一番気にしているのは自分

『不登校・ひきこもり・ニート』の人の中には、「対人恐怖症」や、「醜形(しゅうけい)恐怖症」なんて人もいます。 醜形恐怖症というのは、自分が醜いと思い込んでしまい日常生活に支障をきたしてしまう病気です。同類の恐怖症に、自分の体臭や口臭が気にな…

不登校でもいいじゃないかってホント?

よく【不登校関係者】いう言葉。 「不登校でもいいじゃないか!」 でもこれって本当なんでしょうか? 実は本当です。 別に不登校でもいいんですよ。 しかしこれが 「不登校の方がすばらしい!」 となると、それはちょっと違いますね。(笑) よく関係者が「…

老人の時代がやってくる

『不登校・ひきこもり・ニート』というのは、基本的に「若者」の問題なんです。この問題を取材するようになって、昔若者だった人は、すでに若者と中年のハザマにいる人がたくさんいます。あるいは中年になった人も。10年前25歳だった人はもう35歳。1…

自殺について

『不登校・ひきこもり・ニート』の人たちが話しを聞いていると、ときどき耳にするのが、 「何度も死のうと思った」 という言葉です。これはリストカットのような自傷行為をする人だけではなく、または自殺と関係が深いと言われている、うつ病と診断された人…

不登校の解決策

わたしはよく 「学校に行かないということ自体は、大した問題ではない。その裏側にあるものが本当の問題なのだ」 と、言います。 不登校を、 「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しない、あるいはしたくともできない状況…

オナニーについて

『不登校・ひきこもり・ニート』とオナニーとは関係ないだろうって? はい、ありません!(キッパシ) しかし、『不登校・ひきこもり・ニート』に限らず、性というのは実に重要です。オナニーや性について相談されることもある。 たまに、我が子が不登校やひ…

性について考える

こう見えてわたしは、ポルノ解禁反対者なんですよ ああいうのは、コソコソやるから楽しいのであって、解禁なんかされたら、夢も希望もなくなっちゃうじゃないすか!!(笑) さてさて、性について“平常心”で語れる人というのは、そう多くないと思います。お…

エロスとバイオレンス

どうもこんにちわ。エロスとバイオレンスの作家、巨椋修(おぐらおさむ)です。 え?『不登校・ひきこもり・ニートを考える』ブログにこの話題はふさわしくない?いえいえ、とんでもありません。これは人間の本能に関係したことで、極めて重要です。 エロス…

職業に貴賎はあるか?

この問題に、もっとも敏感なのは、『不登校・ひきこもり・ニート』の人たちで、鈍感なのは、綺麗事をいう“恵まれた”大人たちなんだろうなと思うね。 いや、実感として『不登校・ひきこもり・ニート』の人たちは、職業の貴賎に悩んだ人もいると思います。 学…

不登校・ひきこもり・ニートのやっかいなところは……

『不登校・ひきこもり・ニート』が、問題化するのは、本人か親、もしくは親族や周辺の人たちが、問題だと思ったときです。 つまり、 問題は問題とされたとき初めて問題となる という通りで、本人も親も、周辺の人たちが『不登校・ひきこもり・ニート』を別に…

お母さんはもっと楽になった方がいい

『不登校・ひきこもり・ニート』に関して、お母さんが重荷を背負いすぎていると感じることがあります。 これは、お子さんが小学生から高校生とかに限らず、成人してからも、乳幼児のときからもです。 と、いうことで今回は、乳幼児を抱えたお母さんへのお話…

凶悪犯罪者の特徴とは

07年5月、福島県会津で、17歳の高校生が母親の首を切り落し、警察に出頭するという事件が起こりました。 当時掲載された、サンケイスポーツの記事を引用しますと以下のように出ておりました。 「母親を殺しました」。福島県会津若松市の高校3年の少年(17…

人間関係って不思議です

え〜、巨椋修(おぐらおさむ)です。この前、富山に行ってきました。富山は、ぼくが『不登校・ひきこもり・ニート』について、関係者に最初に取材をした場所でもあります。その後、『不登校の真実』というものを書籍にし、後にそれを映画化しました。 今回は…

呪いの言葉より祝いの言葉を

『不登校・ひきこもり・ニート』系の人たちと会っていて、いつも思うのが、この人たちはネガティブというよりも、むしろ 「自分で自分に【呪い】をかけている人たちだなあ」 と、思うことが数多くあるのです。この場合の【呪い】とか【祟り】というのは、オ…