メンタルヘルス

発達障害の生きづらさ

(私、おぐらおさむが描いた漫画『まり先生の心のお薬研究室』ぜひお読みください) 毎日新聞に次のような記事が出ていました。 大人の発達障害 4割超「うつ病」発症 毎日新聞調査 3/26(火) 20:03配信 20歳以上の発達障害者を対象に毎日新聞が実施したアンケ…

心の薬の減らし方

この前、『まり先生の心のお薬研究室』第4話と第5話をリイドカフェというネットマガジンに掲載していただきました。 leedcafe.com 4話5話のテーマは心の薬の減らし方。題して『心のお薬を減らしたいんです』 興味のある方は無料で読めますからぜひ! 心…

精神科のお薬についての漫画を描きました

●心の薬の漫画を描きました 精神科の薬というと、他の薬以上に偏見が強いものです。 中には本人が治療を望んでいるのに、偏見のためにご家族が治療に反対してしまい、どんどん悪化してしまう場合もあるといいます。 あまりに偏見や間違いが多いので、ぼくは…

本当に向精神薬で自殺者が激増したのか?

●減っている自殺者と増えている精神疾患患者 1990年代末、日本は急激に自殺が増えました、長く年間3万人以上の自殺者が出てしまっており、先進国でもトップクラスの自殺大国というありがたくない異名が付けられたくらいです。 その原因の一つとされたのが、1…

『仕事休んでうつ地獄に行ってきた』を読んで

●絵に描いたような努力家だった丸岡さん 丸岡いずみ著『仕事休んでうつ地獄に行ってきた』を完読。 まず驚いたのは、丸岡さんのハードワークぶりです。丸岡さんは最初、北海道文化放送のアナウンサーからそのキャリアをはじめます。そして29歳のときに日本テ…

*[周辺事態][メンタルヘルス]摂食障害と万引き 元全日本トップのマラソン選手が万引きで逮捕されるというニュースがありました。その後、その元選手が現役時代から摂食障害に苦しんでいたという報道がありました。 摂食障害というのは、異常な過食を繰り返し…

心の病気と身体の健康

健康であるかどうかは、自分の心が決めている‐仏陀の言葉より‐ 私の知る限りですが、心を病んでしまった人は、身体の病気もかかりやすいように思います。 本日の毎日新聞の記事によりますと 重い精神疾患の人は一般の人と比べて心筋梗塞(こうそく)などの心…

叱られ続けて育った子どもの将来は?

最近、数年前の新聞における人生相談に対する、心療内科医の海原純子さんの回答が話題になっているそうです。 ちょっと引用してみましょう。 「厳しく育てた息子がうつ病」 読売新聞2015年4月14日(火)「人生案内」 回答者:海原純子(心療内科医) 厳しく…

自殺は激減しているのにうつ病が増えている理由

(画像引用:イイダコウジそこまでいうかブログより) ●自殺と完全失業率は関係がある 上の図は評論家の宮崎哲弥さんが提供されたこのグラフであるそうです。 このグラフを見てもわかるように、自殺と完全失業率はかなり深い関係があるのがわかります。 下の…

ひきこもりと精神疾患

●ひきこもりの精神疾患は8割以上?『「引きこもり」するオトナたち』を書いているジャーナリストの池上正樹氏が「2010年の『ひきこもりの新ガイドライン』によるとひきこもりの8割以上が精神疾患というデータがある」ということを言っておられた。 手元に『…

常識を捨てまじめをやめれば楽になる

●まじめな人ほど不登校・ひきこもり・ニートになりやすい 不登校・ひきこもり・ニートの取材を初めたころ、あることに気が付きました。それは不登校・ひきこもり・ニートの皆さんも、そのご家族の方も、みんなとてもまじめなのです。そしてまじめすぎたため…

うつ病を糖質制限で治したというお話しが挙がっていたので

●糖質制限はうつ病に効果があると思う ぼくはいまゆる〜い糖質制限をしています。ゆる〜い糖質制限ですから、ときにはお菓子やごはん、麺類も食べるときがあります。きょうも焼き芋食べたしね(笑)。 基本的にはご飯類、パン類、麺類といった炭水化物を抜く…

もしいじめられたら自殺じゃなく学校なんて行くのやめちゃえ!

●また犠牲者が・・・ 福島県で中学一年の男子生徒が自宅で自殺をしたそうです。 この事件の場合、学校側は半年も前からいじめがあったことを知っていました。被害者の少年が勇気を出して担任に訴えたからです。 まずは7月、おそらくいじめがあるかないかのア…

いじめ後遺症・大人になってからの影響とは

●いじめ被害者は大人になっても影響がある! 今朝のNHK番組『あさイチ』でいじめ後遺症について取り上げていたらしく、「そんなものがあるの?」と知り合いで話題になっているのです。 実際、ひどいいじめを受けた人は、大人になってもいじめの影響は受け…

自力で生きていけない人たちを国や政府は助けるべきだとは思わない人が38%もいる日本

●日本人は本当に優しい民族か? 日本人は自分たちは「優しい民族である」と思っているのではないでしょうか? そして海外からやってくる人たちも日本人と接して「日本人は優しい」と思っているのではと推測していると多くの人は思っているのではないでしょう…

性風俗と最貧困女子

●支援者も避ける性風俗従事者への支援 昨日、経済学者で最近ではよくテレビでコメンテーターをやっている飯田康之氏主催の忘年会に出席してきました。 人工知能を研究している大学の先生や、脳科学者、芸能記者、ライター、編集者、女優、弁護士、カジノ研究…

2000年前と後で日本社会は大きく変わってしまった!

●2000年前後で日本人は変わってしまった! 私が不登校やひきこもりまったについて取材をはじめた2000年代初頭の頃からですが、個人的に日本社会、日本人の世界観はこの2000年前後で大きく変わったと思っています。ちょっとデータを見てみましょう。不登…

親は子どもの性格を変えられない

●自分は遺伝と環境で自分になる「氏より育ち」という言葉があります。血統や家柄よりも、その人の性格(キャラクター)は、どう育てられたかで変わるという意味です。 いかに名門で高貴な家に生まれたとしても、育て方が悪かったら悪い人格になってしまう。 …

こんな漫画がありました。【「死ぬくらいなら辞めれば」ができない理由】

こんな漫画がありました。【「死ぬくらいなら辞めれば」ができない理由】という漫画です。 ぜひお読みください。 FHN放送局 巨椋修(おぐらおさむ)

統合失調症とは?

●統合失調症は100人に1人がなる病気 統合失調症という病気があります。100人に1人がかかる病気なのですが、どうも誤解が多い病気でもあります。 統合失調症は、、脳のネットワークがうまく働かなくなり、そのため、感情や思考を統合(まとめること)を失調し…

【怒りの正体】怒りは悲しさや不安の表れ

●怒りは第二感情 生きづらさを抱えている人、不登校・ひきこもり・ニート系の人のほとんどは、心に怒りを抱えています。 では『怒り』とはなんでしょう? 人はなぜ怒るんでしょうか? 今回はそんな怒りの正体について考えてみたいと思います。 さて心理学で…

心が傷ついたら、まずゆっくりと眠ろう!

●心が傷ついたときにもっとも効果的なのが睡眠! 有名な精神科医である中井久夫氏の著書『精神科医がものを書くとき』によると「睡眠がしっかりしているうちは精神病は起りません」と言い切っています。 また同氏は著書『精神科治療の覚書』の中で「統合失調…

愛って何?

●愛とは何か?アメリカのジョン・グレイ博士によると「愛」とは ・思いやり・理解・尊敬・信頼・受容・感謝 の6つであり、その中でも ・女性は、思いやり、理解、尊敬を求めてる・男性は、信頼、受容、感謝を求めてる らしいのです。 「え〜、その6つを完…

心配事の8割は起らない

●心配事の8割は起らないそうですよ ちょっと面白い記事を読みました。 米国ミシガン大学の研究チームが行った調査によると、心配事の80%は起こらないとされています。起きるのは残りの20%ですが、そのうちの8割は、あらかじめ準備して対応すれば、心…

セーフティネット利用法とメンタルとの付き合い方

●本当に苦しいのに理解されにくい心の障害 心の障害、メンタルの病気というのは、100人に8〜9人いると言われています。だいたい10人人が集まれば1人くらいはいる『よくある病気』といっていいでしょう。 しかし心の病気は目に見えない病気であり、お…

本気で自殺したい人は25%もいる

(引用:マイナビニュースより) 2016年8月に日本財団が4万人を対象に「自殺意識調査」を実施しました。 その結果は20歳以上の25.4%、4人に1人がこの1年以内に「本気で自殺したいと考えたことがある」と答えたそうです。 この結果は、201…

うつになりやすい性格

●まじめな人がうつになるわけではない、なぜまじめなのかが問題なのだ! どんな病気でもつらいものですが、その中でも『特に』をつけてもいいのがうつ病です。なぜならば、うつ病になると 「気分が落ち込み」 「絶望的になり」 「悲しくなり」 「思考能力が…

小学生の自殺原因で多いのは家族からのしつけ・叱責!

8月17日のブログにも書いたのですが『小学生の自殺原因で多いのは家族からのしつけ・叱責!』という事実! 自殺まではいかないにしても、幼少期・少年期での親との関係は、子どもの一生を左右するほどのものであることは、発達心理学や精神医学の世界では…

障害者の方へ 真里谷りょうからのメッセージ

ニコニコ生放送『生きそこないなう!』で、巨椋修(おぐらおさむ)とともに、キャスターをやっている真里谷りょうさんが、Facebookに書いていた文章を許可をとり、こちらに転載いたします。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 私は…

障害者殺傷事件 植松聖容疑者の心理とは

●少年時代は『良い子』を演じていた? 植松容疑者の少年時代は「まじめ」であり「アニメの登場人物のモノマネをして周囲をなごませていた」というもので、近所の人にもちゃんとあいさつをするような『好感を持たれる良い子』でした。 父親は学校の教師であり…