性格・人格を変える方法


性格とは
『持って生まれた気質と、環境により作られた感情や意志などの傾向』


人格とは
『性格プラス、人柄、品性、知性、行動をともなう、心の傾向』


気質とは
『性格の中で、遺伝的に持って生まれてきた部分』




わかりやすくいうと、『気質』の上に、環境から学んだ『性格』があり、さらに『人格』がある思ってください。

ま、ここではそいう風に、定義しておきましょう



簡単に例にすると


「あの人は、人格者だ」


「人格を疑う」


というとき、性格プラス品性や知性や、行動をも含めているみたいなもんです。






さてさて、世の中には、


『この性格を何とかしたい』


『人格を変えたい』


とか思っている人は、たくさんいるわけなんですが、その前に……





あなたの、本当の性格とか人格ってどんなものか?





つーことから、はじめないといけない。


自分がよくわからないのに、


「自分のここが気に入らない」


なんて言えないでしょ。


そこで、できるだけ客観的に、


「自分はこんな人間だ」


と観察してみる。


イヤな所も、好きな所も、そのまま観てみる。


できたらノートに、自分の良い所と悪い所を10個ずつ書き出してみる。



これはね、簡単なようで難しいことなんです。



自分を知る。 自分を受け容れるってことは、イヤな自分ですら、自分で認めるってことになります。



実際、イヤな自分を見つめる、受け容れるってことは難しいんです。


自分の良い所でさえ、それが良いか悪いかなんてわからない。



自分では、「オレのここがいや!」なんて思っていても、他の人からすれば、そこが魅力なのかも知れません。



ともあれ、変わりたい自分を、よくよく認識してみる。


そして考えてみる。


「この性格を何とかしたいんだけど、それにはどうしたらいいか?」

「それによって得るものと、失うものは何か?」


10個あげた自分の「悪い所」を、無くすためには、10個あげた自分の「良い所」を失うかも知れない。


その覚悟は必要だと思います。



次に、性格の定義を思い出していただきたい。


『持って生まれた気質と、環境により作られた感情や意志などの傾向』


もって生まれた心の傾向“気質”というのは、基本的にはそうそう変わらないようです。


で、あるとしたら、イヤな自分を作っている、重大な部分に、環境があるはずです。





性格を変えようと思ったら、その環境を変えるのが、近道といえるはず!




環境を変えるとひと口に言いますが、なかなかそれは難しいかも知れません。

しかし、環境を変えることで性格が変わったという例は非常に多い。

また、環境といってもいろいろとあります。

人付き合いというのも、そのひとつ。


周囲に、優しい人が多ければ、自然と優しくなりますし、周囲に暴力的な人が多ければ自然と、自分も暴力的になっていくがごとし。


イヤな人に近づかないというもの、環境を変える方法のひとつと言えるでしょう。


もうひとつ。




思ってみる!





なに? 人間思っているだけじゃダメだって?



そのとーり!



思っているだけじゃダメなんです。


ダメなんですけど、


行動の前に思ってみる


イメージしてみる



っていうことは、大切なんです。

わたしは、総合格闘技の指導をしていますが、弟子が強くなるかどうかには、この「思ってみる」、「イメージする」っていうのは、凄く大事なんですよ。

「イメージ・トレーニング」をしていない人と、している人とでは、その実力に雲泥の差がついてしまうんです。

実際、練習量が2〜3倍も少ないのに、イメージ・トレーニングをした人のほうが、はるかに強くなるってことがよくあるんです。


思ってみるというだけでは、足りないかも知れない。


だったら





思い込んでみる!!




っていうのもいい方法です。


その思い込みが間違っていなければ……ですけどね。(笑)


そしてさらに





行動する!






行動していけば、周囲の人の見る目も少しずつ変わってきます。

自己評価も少しずつ自分を認めるようにする。

性格や人格は、他者評価と自己評価の中間ですから、他者と自己が変化を認めれば「性格・人格が変わってきた」ということができます。







ただし!!








ここでひとつご注意を。



あなたが、あなたでなくなってはいけない。


あなたは、あなたでなくてはならない。


自分を失ってはならない。




人間なんて、ほうっておいても変わるんです。


良く変わるか、悪く変わるかは、


あなた次第……


あなた次第……




『FHN放送局』
巨椋修(おぐらおさむ)