不登校

通信制高校に通う生徒の半分は・・・

「BLROGOS」に興味深い記事がありましたので紹介します。【2人に1人は進学も就職もしない。通信制高校の知られざる現状】の中でNPO法人D×P(ディーピー)の今井さんという方が、次のように語っています。 通信制高校に通う生徒は約19万人いて、少子化の…

長期化する不登校やひきこもりは問題解決を欲していないから

ひきこもりの長期化が問題になっています。その理由は、ひきこもり当人の高齢化です。また、不登校も放っておけば長期化します。不登校の場合、子どもが学校に通うには期限というものがありますから、長期化といっても数年ですが、小学校中学校で不登校が続…

不登校の現実 ぞっとする事実2

前回の続編である。不登校について、調べれば調べるほどあまりいい結果はでない。不登校そのものではないが、関係性があるものに児童虐待がある。児童虐待をする親は、圧倒的に低学歴、つまり中卒か高校中退が多い。 岩井宜子・宮園久栄「児童虐待への一視点…

不登校の現実 ぞっとする事実

不登校という現象と、まじめに向き合う限り、それらのぞっとする現実が次々と浮かび上がってくるのが事実だ。 ぼくが不登校者に、できる現実的なアドバイスは、当事者が小学生中学生の場合 1、【どうしても学校に行きたくない。という場合は担任や教員、ス…

不登校生徒のその後

不登校の真実〜学校に行かないことは悪いことですか? [DVD]出版社/メーカー: グラッソ(GRASSOC)発売日: 2017/02/24メディア: DVDこの商品を含むブログ (90件) を見る(※追記 『不登校の真実』は2017年にDVD化しました、TSUTAYAのドキュメンタリーコ…

30代以上のひきこもり

不登校というのは、主に10代の問題と言ってもいいですね。その不登校経験のある人の中で、約3分の1ほどの人が、成人してからもひきこもりとなると言われています。2008年の東京都によるひきこもりを調査した発表では、35・7%が不登校経験者でした。平成5年…

高校の卒業率とフリースクールの進路

高校の卒業率についてです。 まず中学生の高校進学率は、約96%です。 そのうち、全日制だと、約92%が卒業し 定時制高校だと50%前後が卒業。 不登校の生徒を受け入れている通信・単位制ですと、20〜40%が卒業します。 卒業した人で大学へ進学す…

親の利益 子の利益

そもそも、義務教育なるものが、なぜあるかというと、子どもに教育を与えることによって、将来その子が仕事を持ち、より豊かになることによって、ひいては国家自身も豊かになるための投資である。 親がなぜ、子どもに学校に行くことを求めるかというと、子ど…

道徳もいい加減でいいじゃない

さて、今回のお題。 問い;「道徳ってなんだ!?」 巨椋流答え;「道徳とは明文化されない、あいまいなルールである!] 例;「道徳的に、親の言うことを聞くのは正しい」 例;「道徳的に、人殺しはいけない」 道徳的にはそうかも知れませんが、“絶対”とは言い…

呪縛を解け!檻を壊せ!

『不登校・ひきこもり・ニート』で苦しんでいる人の中には、必要以上に自分を縛り、檻を作ってしまっている人がいます。 例えば不登校の親の中には、「子どもを学校に行かさなきゃ」という思いが強すぎるため、いろいろな反作用が出て逆効果になってしまう場…

不登校支援の一番いい方法とは

多くの不登校支援者・支援団体が語ること 「学校なんて行かなくてもいいんだ」 「むしろ学校なんかに行かないほうがいいんだ」 そして、多くの不登校支援者・支援団体が語る【不登校の成功例】…… 実はね、これらの不登校支援者・支援団体の人たちが語ってい…

学校は間違っているのか?

『不登校問題の解決』を考えた場合、最終的に当事者の答えはふたつに集約されるんです。 再び学校に行くか? 学校に行くのをあきらめるか? 現行ではこのふたつに尽きるといっても過言ではないでしょう。 答からいうと、どちらでもいい。 たまに不登校関係者…

「学校って何だ?」

「なんで学校に行かなくちゃいけないの?」 これに対する答えは、たくさんあるのでしょうね。 子どもからこの問いを聞かれて、正直に、なおかつ明快に答えられる大人はどれくらいいるのだろう? あるいは、子ども自身はどう答えるのだろう?ちょっと面白い記…

お盆と夏休みが終わる

お盆も終わって夏休みも終盤ですねえ。この季節、『不登校・ひきこもり・ニート』系の人たちにとって、お正月と並んで一年で一番、楽な季節と言われています。 お盆とお正月、あるいは夏休み・冬休みのシーズンは、家にいて、誰からも咎められない。あるいは…

いじめられたら学校に行くな!

大津市いじめ自殺事件について続々と学校側や市教委などの不手際が報道されています。2012年7月6日の朝日新聞では 生徒らは昨年12月、家族に直接証言した。それによると、担任教師の名前を挙げ、いじめたとされる生徒2人が亡くなった生徒に暴力をふるって…

『不登校・ひきこもり・ニート』の歴史

「最近の若い者は……」という言葉は、日本では平安時代から、世界では古代エジプトからあるそうですから、つまりは、すべての大人は、若者に対してこのような言葉で批判をするものであるようです。 ぼくのような人間からすれば、「最近の若者は、年々良くなっ…

もっとも有効な不登校対策は学校復帰である。しかし……

全国に13万人いる不登校児童生徒ですが、彼らの将来は、いったいどうなっていくのでしょうか? 人の人生はそれぞれであり、『●●である』などと、言えるものではありません。 しかし、全体像を見た場合、決して楽そうではないと言えます。 文部科学省の調査で…

無欠席記録に挑戦!でも一歩間違えれば……

2012年2月26日の朝日新聞による記事です。ある高校のクラスが一年間無欠席記録を目指してがんばっているというものです。ネットで話題になったことであり、でも実名が出ていたり、生徒さんもいることですから、このブログに書くことは遠慮していました。もう…

幕末の教育

司馬遼太郎さんの、『この国のかたち』という本に、幕末と明治に活躍した大隈重信(おおくましげのぶ)の言葉が書いてありました。 「一藩の人物をことごとく同一の模型に入れ、為に惆儻不羈(てきとうふてき)の気象を亡失せしめたり」 (一藩の人物をこと…

子どもを見守るとはどういうことか?

不登校やひきこもりについて調べ出したとき、よく聞いたのが 「子どもを信じて待つ」「子どもを信じて見守る」 という言葉です。 この言葉の裏側には 「子どもを信じて待っていれば、見守っていれば、子どもはやがて自分から動き出し、学校にいったり働きに…

不登校でもいいじゃないかってホント?

よく【不登校関係者】いう言葉。 「不登校でもいいじゃないか!」 でもこれって本当なんでしょうか? 実は本当です。 別に不登校でもいいんですよ。 しかしこれが 「不登校の方がすばらしい!」 となると、それはちょっと違いますね。(笑) よく関係者が「…

不登校の解決策

わたしはよく 「学校に行かないということ自体は、大した問題ではない。その裏側にあるものが本当の問題なのだ」 と、言います。 不登校を、 「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しない、あるいはしたくともできない状況…

常識を応用せよ

前回「常識に縛られるな!」という記事を書きました。常識というのは、ぼくたちが日常生活を営んでいく上でとても大切なものです。「世の中」や「世間」「社会」というのは常識、つまり「知っていて当たり前」のことや、「過去からの慣例」で成り立っている…

不登校 良い子悪い普通の子

たまに「不登校やひきこもりの人は、他の人よりもみんないい人ばかりなんです!」 って言ってのける人がいたりするんですけどね。 「んなワケねえじゃねえか!!」って思いますね。(笑) 非行少年をお世話する人にも、「この子たちは、本当はいい子なんです…

不登校・ひきこもりは善か悪か

『不登校・ひきこもり・ニート』は善か悪かと問われれば、答えはカンタンです。 「不登校もひきこもり、ニートも、善でもなく、悪でもない」 というこの一点に集約します。 『不登校・ひきこもり・ニート』は、善悪でもなく病気でもなく、ただの“状態”を指し…

親の力がものをいう

さて、今回のテーマは「親の力がものをいう」だ。こう書くと「つまりは親の愛が子どもを救うんだな」と思う人がいるかも知れない。確かに親の愛が子どもを救うのは事実だけど、今回書こうと思っているのは、そんなことじゃない。ある意味、親にとっても子に…

学歴社会はなくならない

いまから10年前、20年前、いわゆる不登校関係者は盛んにこんなことをいっていた。 「学歴社会はやがて終わる!」 彼らはホンキで学歴社会が終わると思っていたようだ。 ところが、ほとんどの人は【ホントに学歴社会が終わるとどういう事態になるか】を想像し…

不登校は損得で考えろ!

さて、前々回、および前回で、不登校が人生においていかに不利であるかを書いた。 では、不登校はまったくダメなのかというと、そんなことはない。 確かに、マクロ(全体的)に考えれば極めて不利である。 しかしミクロ(個人的)に考えれば、そうとも限らな…

夏休み明けに増える不登校

08年にこのブログにこんな記事を書いてます。「夏休み明けがひとつのカギ」不登校の児童生徒にとって、夏休みや冬休みは、「学校に行け!」「学校にいかなきゃ」というプレッシャーが減るため比較的楽な時期なのですが、学校がはじまる時期は、また元のスト…

ひきこもりの不登校経験率50%

前回に引き続き、NPO法人全国引きこもりKHJ親の会の調査【「引きこもり」の実態に関する調査報告書7】によりますと ・引きこもり本人の不登校経験 引きこもり本人の50.9%に不登校経験のある人がいることが明らかにされました. 引きこもり本人の大半が不登…