学校は間違っているのか?

不登校問題の解決』を考えた場合、最終的に当事者の答えはふたつに集約されるんです。





再び学校に行くか?




学校に行くのをあきらめるか?





現行ではこのふたつに尽きるといっても過言ではないでしょう。



答からいうと、どちらでもいい。


たまに不登校関係者から、


「学校に行くより、行かない方が正しい」


なんて言葉を聞きますが、それが本心とは思えないんですよ。


そう言う人の多くが、当人か当人の親なんですけど、親の場合多くが、自分自身過去学校に通っていたわけです。


自分自身の登校歴を、自ら「間違っていた」と語る親御さんとまだ会ったことがないんです。

元々そういう思想がある人は、子どもを学校にやらないでしょ。

「学校に行くより、行かない方が正しい」と、思っている人は、子どもの不登校問題で悩むことは少ないんです。


親が学校にやらないといって、子どもが「行きたい」とか、親戚や世間が「行かせるべき」と行って、悩むということはありますがね。


よって、不登校問題に悩んでいる親子のほとんどは、元々、「学校に行って欲しい・行きたい」と思っていると考えているといい。

そう考えた後に、


再び学校に行くか? 学校に行くのをあきらめるか?


という考えにいたるんですね。


そうやって悩んでいる間に、『学校が悪いからだ』、とか『学校が間違っている』という考えにいたる人もいますね。


学校というのは、確かに問題を多く抱えていて、ツッコミどころ満載といってもいい施設かも知れない。



でもね。


学校には問題などが確かにありますが、必ずしも間違っているとは言えない。


学校という義務教育施設があって、千数百万人の児童・生徒がいて、そのうちわずか13万人のみが、不登校になっており、その他圧倒的多数は、無事卒業して次の進路に行くわけです。


それを見ても、間違っているとは言えない。


っつーよりも、正否の問題じゃないんですよ。




不登校・ひきこもり・ニートを考える FHN放送局』
巨椋修(おぐらおさむ)