いじめられたら学校に行くな!


大津市いじめ自殺事件について続々と学校側や市教委などの不手際が報道されています。

2012年7月6日の朝日新聞では

 生徒らは昨年12月、家族に直接証言した。それによると、担任教師の名前を挙げ、いじめたとされる生徒2人が亡くなった生徒に暴力をふるっているのに、「隣にいたが止めなかった。笑ってた。『やりすぎんなよ』って」と話した。ほかの生徒も同様の証言をし、「周りにほかの教師もいた」と話す生徒もいた。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201207060080.html

2012年07月07日の読売新聞では

 大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が飛び降り自殺した問題で、担任の男性教諭が、男子生徒からいじめを受けていると電話で数回、相談を持ちかけられていたとの複数の証言があることが分かった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120707-OYT1T00007.htm


ここで見て取れるのは、いじめを発見しても教師は何もせず、電話で相談しても何もしなかったという残念な事実です。


そして生徒が自殺後、親御さんが警察に他の生徒から暴行を受けていたと被害届けを3回も出したにも関わらず、被害届けの受け取りを拒否していたことが判明……

滋賀・大津市で、いじめを受けていた中学2年生の男子生徒が飛び降り自殺した問題で、男子生徒の両親が警察から被害届の受理を3回にわたって拒否されていたことがわかった。(07/05 11:43 関西テレビ)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00226786.html

そして、大津市教育委員会はというと

「いじめた側にも人権があり、教育的配慮が必要と考えた。『自殺の練習』を問いただせば、当事者の生徒や保護者に『いじめを疑っているのか』と不信感を抱かれるかもしれない、との判断もあった」と説明。結局、事実がつかめなかったとして、非公表にしたという。

(2012年7月6日07時55分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120705-OYT1T01621.htm?from=top


いじめた側にも人権があるなんて当たり前です。

だからといっていじめを隠蔽していいというものでありません。



自殺した生徒が学校に相談していたにもかかわらず何もせず

教育委員会は「人権」を理由に事実関係を調べようともせず

警察に3回も訴えていたにも関わらず、すべて無視されていたということです。 

これでは、まったくどうしようもない。

誰も助けてくれない。

まさに四面楚歌。



まったくひどい話し。


もしこれを読んでいる人でいじめられている人がいるとすれば


いじめられているのに学校になんか行く必要はありません。


自殺なんてもっての他。


親も問題が解決するまで、子どもを学校に行かせてはいけません。


当たり前ですが、子どもを無理やり学校に行かせるよりも命のほうが大切です。


いじめや差別、戦争といったものは、人間が持って生まれた業のようなもので、そう簡単に解決できる問題ではありませんが、だからといって放置しておいていいというものではありません。


それにしても今回の事件は、ひどすぎる。


特に周囲の大人たちの対応が最悪です。


充分に反省し、二度とこういうことが起こらないように対策を考え、そして実行していただきたいものです。


FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)