不登校は損得で考えろ!
さて、前々回、および前回で、不登校が人生においていかに不利であるかを書いた。
では、不登校はまったくダメなのかというと、そんなことはない。
確かに、マクロ(全体的)に考えれば極めて不利である。
しかしミクロ(個人的)に考えれば、そうとも限らない。
全体的には損であっても、個人的には得であることが不登校にはあるのだ。
つまり、その児童生徒や家族が、子どもが学校に行かないことで、有益である場合だ。
たとえば子どもが学校に行くことでひどく傷つくとか、健康を損ねるとかいった場合、むろし学校などいかないほうがお得というわけだ。
ときには、学校は個人の成長を損ねることがある。
問題は、その子どもが生きる力を養成することなのだ。
不登校をそういった意味で、損得勘定すれば必ずしも損であるのは限らない。
そういった場合、他の方法を探すというのも一つの手段である。
FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)