不登校 良い子悪い普通の子
たまに
「不登校やひきこもりの人は、他の人よりもみんないい人ばかりなんです!」
って言ってのける人がいたりするんですけどね。
「んなワケねえじゃねえか!!」って思いますね。(笑)
非行少年をお世話する人にも、「この子たちは、本当はいい子なんです!!」なんて言う人がいたりしますが、悪い事をするから非行少年なわけでね。
「いい子」なのは、アンタに対していい子なわけで、被害者にとってみれば、「とんでもねえヤツ」以外の何者でもないわけです。
不登校やひきこもりの人だって、いろいろいるわけですから、みんながみんながいい人なわけがないんですよ。
つまり「みんないい人論」は、極論であり信用できないってことです。
逆の極論もいいましょうか、「不登校はみんな悪人論」
これも信用できません。(笑)
わかりやすいから、少年殺人犯を例に出しますね。
いまの未成年人口は1900万人弱くらいいると思うんですけど、少年による殺人は年間100人くらい。
すると、約19万人に1人が人殺しになる確立です。
その100人のうち、小中学不登校の少年の割合を出すとしたら、何パーセントくらいになるんでしょうね。
もし3人とかいたら凄い数字になると思うんです。
なんつっても、不登校児童生徒は、小中学生だけですけど12〜3万人しかいないんです。
圧倒的少数。
少年殺人犯のうち、不登校児童生徒と高校中退者合わせると、確立はもっと高くなるに違いありません。
正確にはわからないけれど、約100人の少年殺人犯のうち、不登校と高校中退者の確立は、数10パーセントになると思うんです。
これは、もっと凄い数字になる!!
全国1900万人の未成年のうち、殺人犯は約100人!
↓
そのうち不登校や高校中退者は、数10パーセント!
↓
ということは、不登校や高校中退者は、凶悪犯罪を犯す可能性が高い!!
てな3段論法ができちゃう。(笑)
でもこれは極論。カンタンに反駁することもできるんですよ。
いくら増えているといっても、不登校も高校中退者は、圧倒的少数なわけです。
正確な数字はわからないけれど、不登校や高校中退の経験がない少年が犯す凶悪犯罪は、やっぱり確立が高くなるんです。
すると、
全国1900万人の未成年のうち、殺人犯は約100人!
↓
そのうち不登校経験がなくや高校に通っている少年が、数10パーセント!
↓
ということは、不登校経験がなく高校に通っている少年は、凶悪犯罪を犯す可能性が高い!!
↓
不登校やひきこもりの人は、他人と接する確立が低いから、罪を犯す確立も低い!
↓
よって不登校やひきこもりはいい人である!
なんていう極論もでてくる。(笑)
つまりね。
極論で論じると、どうしてもイビツになってくるということです。
外国人犯罪が増えているのは、事実ですけど、外国人イコール犯罪者というわけじゃない。
学校の先生の性犯罪は多いけれど、先生イコール性犯罪者じゃない。
不登校ひきこもりイコール悪い人でもなければ、いい人でもない。
全体的にみれば、確かにある種の傾向はあるから、それに対する策は必要でしょうね。
ある種の傾向というのは、コミュニケーションが苦手であったり、心が不安定であったりする傾向とかね。
とにかく決めつけないで、見守っていくということが大切だと思います。
『FHN放送局』
巨椋修(おぐらおさむ)