心のエネルギー不足に対処する

人間、生きていると、どうしても心のエネルギー不足になることがある。

それは、老若男女関係ない。


誰でもなりうるのだ。


心も身体も同じで、エネルギー不足になれば、栄養をとり休息をするのが原則だ。

心の栄養とは、バランスの取れた食事はもちろん、良き会話であり、良きコミュニケーションのことである。

休息とは、良き睡眠であり、なるべく不安や焦りを感じないようにすることである。




ここで問題がある。




心のエネルギー不足になる人の多くが、偏った食事習慣をもっていたり、良きコミュニケーションを取るのが苦手、会話が苦手であり、睡眠がうまく取れず、環境的にも不安や焦りが感じてしまっているということだ。


そういった生活環境や生活習慣であるから、心のエネルギーが不足しやすいともいえる。



休息し、生活環境や生活習慣を変えていくことが一番なのだが、なかなか全部というわけにはいかない。


わたしからの提案とすれば、そういうときは、なるべく良く寝るようにすることと、部屋を掃除をしたり、お風呂に入り、毎日歯磨きをする。


高価でなくてもいいから、清潔な服装をして、ちょっとおしゃれをしてみることだ。


なぜこのようなことを書くかというと、心の栄養不足になったしまった人は、お風呂に入るのもおっくうになったり、歯を磨くもめんどうになったりする傾向にあるように見受けられるからだ。


部屋全体がゴミ箱化している人も少なくない。


こんな状態では、人に会う気にもなれないだろうし、友だちも部屋に呼べないだろう。

良きコミュニケーションどころか“他人に会いたくなくなる”という環境作りを自らが、やっているに等しい。


かといって、こういったことを気にしすぎて、あきらめてしまったり、潔癖症が自己臭恐怖症など、神経症になってしまっては困るので、なにごとも“ほどほど”を心がける必要がある。



最初は、すべてがおっくうであろうけど、そういったところから、少しずつ変えていけばと思う。


いきなりというのは難しいのです。


心のエネルギー不足に、一発逆転はまずないのです。


ですから心を変えようと思うよりも、ちょっとした環境や身の回りの変化からはじめてみてはいかがでしょうか?





不登校・ひきこもり・ニートを考える FHN放送局代表』
巨椋修(おぐらおさむ)