心を強くする方法

心を強く方法について述べましょう。


まず、なるべく肉体的に健康であるようにすることが基本です。

持病や障害を持っていたとしても、虚弱体質であるとしても、いまある状況で、なるべく健康的な生活をすることです。


心身一如という言葉があるように、心と体は一体ですので、肉体的な健康に気を使うこと。


心を強くする方法というのは、肉体を鍛える方法とよく似ているんです。

肉体を鍛えるためには、


●肉体トレーニン
●栄養の摂取
●休養


以上を繰り返します。

もしトレーニング等でケガや事故、病気になったら、


●治療
●栄養の摂取
●休養


を繰り返します。

ある程度、治療が進んでからリハビリを開始します。

つまり


●リハビリ
●栄養の摂取
●休養


を繰り返します。

リハビリというのは、健康な人からすると、伝え歩きをしているだけのような、一見、実に簡単な作業をすることなのですが、ケガや病気の人にとっては、かなりつらいものです。

しかし、そのつらいリハビリを怠ると、ケガの回復は遅れてしまうのです。

また、リハビリをやりすぎると、かえって回復が遅れてしまいます。

早く回復するためには、適度なリハビリが必要で、やりすぎないことがコツです。


そして、リハビリが終わって、健康体を取り戻してから、肉体を鍛えるトレーニングをします。


この過程は、心を強くする方法と同じなのです。

心が疲れていたら、充分に休養をとること。

休養で一番効果があるのが“睡眠”です。

たっぷりと睡眠をとるコツは、早寝をすることです。

休養しながら、心にも栄養を与えてあげなくてはいけません。

心の栄養とは、周囲の人との“良いコミュニケーション”です。

心が弱くなると、どうしても“妬み・嫉み・軽蔑・侮辱・攻撃・憎悪・拒否・否定・怨み”といった感情がわいてきますが、そういった感情は、なるべく捨てて


“感謝・尊重・協力・受け入れ・御礼・褒め称え・好意・許し・笑い”

が、周囲の人との良いコミュニケーションを生み、心の栄養になります。


心のリハビリは、この“感謝・尊重・協力・受け入れ・御礼・褒め称え・好意・許し・笑い”を、生活の中で実行すること。

これは、家族や他人だけではなく、自分自身にも行う必要があります。


これを繰り返すことは、心の治療であり、リハビリでもあり、トレーニングでもあります。


肉体のリハビリやトレーニングと同じで、つらいこともあるかも知れません。

また、無理にやりすぎると逆に疲れてしまうので、コツは決して無理をしないこと。

これを続けていると、自己肯定感が上がってきて心も健康になってきます。

心が健康な状態とは、自分に対して理解のない人が出てきても、そうそうへこたれないということで、凹むことがあっても、回復が早く、

「あの人はあの人、わたしはわたし」

と、自分と他人に一線を引き、他人の無理解に対して、ひどい影響を受けず、打たれ強くなることです。


打たれ強い人というのは、自分の強さ弱さ、限界をよく理解している人です。


一度、傷ついてしまった人は、他人と接するのに、苦労があるかも知れません。

健康体の人でも、肉体トレーニングをやっていると筋肉痛になります。

心も筋肉痛になることがあるかも知れません。

そういうときは、たっぷりと休養と栄養を補給していただきたいものです。




FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)


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