中学不登校5年後 82%が進学・就業している事実


●15歳のときに不登校だった人が二十歳になったとき81・9%が進学・就業している

 文部科学省が、平成18年度に不登校であった生徒の5年後を調べたところ、 就業のみ 34.5%、就学のみ 27.8%、就学・就業 19.6%、合計81・9%もの人が就学、もしくは就業していることがわかりました。


 非就学・非就業は18.1%です。これは若者の失業率が約6%+ニート・ひきこもり(ニート・ひきこもりは失業者に入らないのです)ですから、確かに高いですね。


 まあしかし8割以上がニートにもひきこもりにも、失業者にもなっていないというのは、ある種の安心材料ではないでしょうか?


 では中学不登校の高校進学率と中退率はというと・・・




 高校進学率 85.1%、高校中退率 14.0%




 高校の進学率は全体で96.5%くらいであり、高校中退率2パーセントですから、進学率は低く中退率は高い結果となっています。



 これは不安材料? いえいえ、こんなことで不安になってはいけません(笑)。



●高校なんか行かなくても大丈夫!

 高校なんて行きたくなければ行かなくてもいいんです。


 高校が合わなければ中退してもいいんです。


 むしろ「高校に行かなくてはならない」とか「中退をしてはダメだ」なんていうような融通がきかないことでどうするんです(苦笑)。


 もし大人に対して「どんなブラック企業だろうと会社に行かなくてはならない」「例え過労死寸前だろうと、会社を辞めてはならない」なんて言う人がいるとしたら、皆さんどう思います?


 だから高校ごとき行かなくても、辞めてもいいんです。全然やり直しは効くし、問題はその子がいかに幸せに生きるかであり、将来人生を歩んでいけるかでしょ?


 高校なんて入りなおしても、高等学校卒業程度認定試験(旧大検)を受けて進学をしてもいい。中卒で職人を目指してもいいし、アルバイトをして人生経験を積んでもいい。大学なんて大人になってからでも入れるわけです。


 日本は新卒採用中心だから〜、って思っている人は、これも融通が効かない考え方。大学や専門学校なんて何度入学してもいいし、働きながら通学し卒業するという手もある。


 高校に行かなくても、行ってもどちらでもいいんです。


 健康で元気に生きていけりゃあいいんだから。



FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)


 

わたし(巨椋修(おぐらおさむ))が監督した映画『不登校の真実〜学校に行かないことは悪いことですか? 』DVDになりました。
精神科医不登校に携わる皆さんにインタビューをしており、問題解決のヒントになれば幸いです。
TSUTAYA』のドキュメンタリーコーナーにも置かれておりますのでご覧になってください。


●巨椋修(おぐらおさむ)の著書



ビックリ!おもしろ聖書物語 (リイド文庫)

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新版 丹下左膳

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巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。

陽明門護身拳法のHPはコチラ。門下生募集中!
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