第4回 楽に生きて何が悪い 全部人のせいにしない 全部自分のせいにしない
●運は人が運んでくる
前回、運がいい人の傾向として
・自分でどうにかなる場合は行動する。
・ 自分ではどうしようもないことは受け入れる。
・ 1人だと手に負えない場合は人の手助けを借りる。
逆に運が悪い人の傾向としては
・ 自分の不運を全部人や社会にせいにして、自分では動かない。
・ すべて自分の責任と思うが荷が重過ぎて、身動きがとれない。
・ 依怙地になったり恥ずかしいと思ったりして、人に手助けを頼まない。
・ 頼んだとしても、すべて人任せにして、自分で責任をとろうとしない。
と、書きました。
この傾向をみてもわかるように、運というのは、単なる偶然だけではなさそうです。
人間は、人間関係という社会の中で生きていますから、自然災害ならまだしも、多くの場合、幸運も不運も人と自分の関係性によって生まれます。
自分と親との関係、自分と友人との関係、自分と職場や学校で関わる人たちとの関係、自分と社会との関係といった具合です。
つまり多くの場合、幸運でも不運でも人が運んでくるといってもいいでしょう。
と、いうことはもし幸運に恵まれたかったら、周囲の人々との人間関係を良くすれば、幸運が巡ってくるということになります。
●全部人のせいにしない 全部自分のせいにしない
人間、生きていると思ったようにはいかないものです。
それを全部、人、社会、運(偶然)のせいにしてしまうと、人、社会、運から見放されるようなんです。 嫌われるといってもいいかも知れません。
人や社会というものは、運悪くひどい目に遭ったとしても、本人が求めさえすれば、一個人を完全に見放すということは、それほどありません。
たいていの場合、【本人が求めさえすれば】誰かが【ある程度までなら】手助けをしてくれるものです。
全部じゃない。【ある程度】です。
それを全部頼ったり、全部人や社会のせいにしたりすると、助けたいと思った人だって困惑します。
だって、助けようと思っている人や社会に対して「お前のせいだ!」と責めているんですもの、そんなことをしていたら、結局人や社会からも嫌われてしまうのは当たり前ですよね。
あと、助けてもらうには【本人が求める】必要があります。
本人が求めていないのに、他人や社会が勝手に、助けるということは、一種の社会的強制になってしまいますから、いまの時代、よほど助けを求める能力が欠落している人以外は、自ら助けを求める必要があります。
ところがプライドや見栄が邪魔をして助けを求めない人もたくさんいるのも事実です。
では逆に、「全部自分が悪い」なんて思うと、生きるのがつらくなってしまいます。
人や社会に好かれる人っていうのは、全部自分のせいとか、人のせいとかはしないものです。
全部自分のせいとか、全部人のせい社会のせいとかではなく、ちょうど “良い加減”にしておくのが楽に生きるポイントだったりします。
●まとめ
・ 多くの場合、幸運も不運も人と自分の関係性によって生まれます。
・ いうことはもし幸運に恵まれたかったら、周囲の人々との人間関係を良くすれば、幸運が巡ってくるということになります。
・ 人や社会はたいていの場合、【本人が求めさえすれば】誰かが【ある程度までなら】手助けをしてくれるものです。
FHN放送局
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巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。
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