困った親たち


困った親、困った大人というのは、意外と多いものです。


もちろん、『不登校・ひきこもり・ニート』の親にも、困った人は多いし、またそれ以外の親にも実にたくさんいます。


いわゆるモンスターペアレント

「あの子の親と仲が悪いから、今すぐうちの子を別のクラスに移して」

「うちの子がけがをして学校を休む間、けがをさせた子も休ませろ」

なんて親が結構いるといいます。

そういう親たちに対応する先生たちも大変で、ストレスのためか、全国の公立小中学校で精神性疾患による教職員の休職者は、病気休職者の半数以上を占めるようになっているそうな。


こういった親と話していると、実に自己中心的で


「アンタは子どもか!?」


と、言いたくなりますね。


人間というものは、どこで人間関係を学ぶかというと、基本的なところは家庭で学ぶのです。


つまり親の姿を見て育ち、親とのコミュニケーションを基本にして、他の人と接する。


家庭が上手くいっていない、親のコミュニケーション能力や、思考に難があった場合、その子どもに与える影響は限りなく大きいと言えます。


しかし、子どもがそういった親に育てられたとし、またそれが原因で成長していったとして、ある程度の年齢になっていたら、いまさら親を責めてみても仕方がない。


親を責めるよりも、自分が自分をどうするかだと思うのです。


これは、親自身にも言えることで、過去は過去ですから、これから自分がどう変わっていけるかということが、大切なんじゃないかなと思っていますね。



不登校・ひきこもり・ニートを考える FHN放送局』
巨椋修(おぐらおさむ)