手抜きママのすすめ

『不登校・ひきこもり・ニート』でもっとも苦しんでいる人は誰かといいますと、それは本人でありましょう。それと同時に、お母さんであると思います。

親や支援者は、とかく本人に対して「変われ」とかいいますけど、ときどき思うんですよ。

そりぁあ変われるモンなら、誰しもがいま以上に変わりたい。

『不登校・ひきこもり・ニート』の本人どころか、ほとんどすべての人が、いまの自分以上に変わりたいんじゃないでしょうか？

これを書いているわたしだって、いい方向に変わりたい。

でもなかなか変われないという事実もありますね。（笑）

本人にとって他者から「変われ変われ」と言われるのは、結構キツイと思うんですよ。

だって、そう簡単に変われるものなら、もうとっくに変わっていますもんね。

人は「変われ」と言ってもそうそう変われるもんじゃない。

それは、親御さんだってそうでしょう。

そうそう変われない。

わたしはこれまで、『不登校・ひきこもり・ニート』の親御さん、特に母親と会ってきて、【過剰に苦しみすぎているんじゃないか？】と思うことがよくありました。

「自分のせいで子どもがこうなったんじゃないか」

とか

「自分は母親失格なんじゃないか」

とか……

でもねえ……

我が子が、不登校になったからとか、ひきこもりになったからとかで、必要以上に悩み苦しむことはありませんよ。

だって、少なくともお子さんの人生はお子さんの人生なんですから……

お母さんの人生はお母さんの人生なんです。

必要以上に子どもに縛られることもないと思うんですよ。

育児放棄とかはダメですけど、まあそうじゃない程度にお母さんは自分の人生を楽しんだほうがいいんです。

子どもや旦那さんの奴隷になってはいけません。

必要以上に、子どもに介入するのは、子どもにとっても迷惑ですよ。

お母さんはもっと自分のことを考えたほうがいい。

自分の人生を楽しんだほうがいいんです。

『不登校・ひきこもり・ニート』というのは、一種家族病みたいなところがあって、家族全員が苦しんでいたりします。

だとしたら、お母さんが苦しんでいるというのは、家族にとって決していいことじゃないんです。

子どものことも大切ですけど、まずお母さんから人生を楽しんでみたらどうでしょうか？

なにも他の家族に合わせて一緒に苦しむこともないですよ。

「自分だけ楽しんで」なんて言われたくないなら、こっそり楽しんじゃえ！（笑）

抜け駆けしちゃえ！（笑）

こっそり一人で大盛りフルーツパフェ食べちゃえ！

たかだか子どもが『不登校・ひきこもり・ニート』だとかで苦しむことはないんです。

これを読んでいる『不登校・ひきこもり・ニート』の当事者たちも、こっそりお母さんの楽しみを応援しちゃえ！

育児放棄とかはダメだけど、ちょっと手抜きくらいいいじゃない。

お母さんにも不良になることをオススメしちゃいますね（笑）。

『不登校・ひきこもり・ニートを考える　ＦＨＮ放送局』
巨椋修（おぐらおさむ）

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