大人が子どもに求めるもの

大人が子どもに求めるものとは何か?

この【大人】という単語を、【親】、【学校】、【社会】と言い換えてもその答えは共通する。





答え……、聞きたい?
聞くと後悔しますよ。(笑)






【大人】、【親】、【学校】、【社会】が子ともに求めているもの。













それは【成績】と【従順】のふたつなのです。














成績とは、学校の成績であり。従順とは親・教師・社会の大人に対する従順さ。


この二つを備えている子どもは、親や学校も含める社会全体から【良い子】として賛辞を受けることができる。


すごく従順で、すごく成績がいい子どもは、【すごく良い子】と大賛辞を受けることになる。

いくら成績が良くても従順でない子どもは



「成績がいいからっていい気になってんじゃない!」



といわれ、成績が良くなくて従順な子どもは



「良い子だけどバカ」



といわれてしまう。





よく大人はいう。



「最近の若者は個性がない」



学校なんかにいくとご丁寧に



【個性の尊重】



だの



【個性重視の教育】



などと書いた紙が貼ってあったりもする。













こんなに悪い冗談はない。社会の大人も学校も子どもに個性なんか求めてはいない!













子どもが頑張って自分を表現しようとして個性的な髪型をしたとたん、教師の落雷を受け、社会の大人たちから














「不良」













というレッテルを貼られてしまうのだ。

学校も大人も子どもに個性なんか求めてなどいない。


求めているのは、成績と従順。



成績が悪くても従順さを求めている。



そして大人も学校も子どもを【徹底的に管理】することが正しいと思っている。


信仰しているといっても過言ではない。


社会や親が、子どもを徹底的に管理することを求めているのだ。


当然、大人が子どもにいう【自由】とは【大人に管理(あるいは許可された)された自由】ということだ。


そんな大人が作った学校なのだから、学校で【自由時間】に、子どもが【自由】にしていたら




「何をしているのだッ、バカモノ!」




と先生に怒られてしまうのである。



と……、おもいつくままに書いてみましたが(笑)、このように考えると子どもというのはツライですねえ。


「良い子」でいるためには、嫌でも学校にいって、良い成績をとり、大人のいうことはすべて「はいはい」と「元気よく」答えなきゃならない。

そして徹底的に管理されちゃう。


学校の勉強は、文字通り、勉(つと)めて強(し)いる作業になってしまっているんじゃないか? って思うときがあります。



勉(つと)めて強(し)いる作業なんて、これは苦行が罰以外の何ものでもないですよ。(笑)



その証拠に、悪いことをした子どもは、 罰として、 大量のドリルや漢字の書き取りを何枚もやらされたりしている。(笑)


学校に居残りまでさせられちゃってさ。(笑)


いやあ、ますます子どもってツライですねえ。


わたしは本当に……











子どもに生まれなくてよかった







と、思います。(笑)





不登校・ひきこもり・ニートを考える FHN放送局』
巨椋修(おぐらおさむ)