あなたの善意に気を付けろ!
むかしの話しなんだけどね。知り合いの若い学校の先生が、ニヤニヤしながら
「こんど合コンやるんですよ」
って、うれしそうに言うんですよ。
「おおいにがんばってください」
って言ったらね。
「それで、みんなで少しずつお金を出し合ってアレを買ったんですよ」
って言うのね。
「アレってなんですか?」
って聞き返したら
「雑誌の裏に出ているフェロモン入りの香水です。
これでどんな女の子もメロメロ!」
笑った。
笑わせていただきました。
実際にいるのね、こう言う人が。(笑)
いるからこそ、高い広告費を出して宣伝するんでしょうけど、ついでに、 何でも願望がかなうペンダントも買えばどうだ!?
あのお風呂に一万円札をいっぱいにしているヤツ!
競輪競馬では当たりまくり!
宝くじにも、当然当たって
女の子のもモテモテになるっていう、幸運のペンダントが、なぜだか1〜2万円で、しかも通販で買えちゃうってヤツな。
まあこの程度なら、笑い話で済むけどさ。
中には、たちの悪いのもあるからね。
いきなり家に訪問してきて、
「ボランティアです。知的障害のある子どもが一生懸命作りました」
なんて、ぬいぐるみとか置物を数千円で買ってくれってやつとかさ。
ウチにも来た事があるけど、アレって安物の印鑑とか壷を数十万円とか、数百万円で売ることで有名な某宗教団体の集金方法のひとつだからね。
あと数年前だと、ちょっとしたブームのホワイトバンドも問題点があって、貧しい子どもを救うための行動って言われているんだけど、実際には、子ども達には1円もいかなくて、政治団体の活動費になっていたりするんだよ。
団体の活動っていうのは、『世界の貧困を何とかするための政策活動』で、子ども達にはいかないから、実態はあやしいとしかいい様がないやね。
バンドを作っているのも、貧困にあえいでいる国じゃなくて、あの運動で稼いでいるのは、バンドを作っている企業(ちなみに中国製)、売っている会社、小売店、政治活動団体ってことになる。
(アフリカの貧しい国の工場で作っているっていうと、雇用にもなるし少しは役にたっているのかななんて、思えるんですけどね)
はたしてそれが、善であるのか悪であるのは、一概には言えないけど、アフリカ
子ども達のためにと思っていたら、ちょっと違うものであるかも知れない。
多いんだよ。人権、福祉、平等、平和なんて言葉を使う【金の亡者】や【宗教や思想】、【政治】に利用しようとするヤカラがさ。
例えば、福祉だったら、「ホームレスに愛の手を」なんてNPO団体を作ってね。
ホームレスをいっぱい集めて、マンションなり雑居ビルなりに入れて、住民票を作ってあげるの。
でも彼らは、無職だからね。それだけでは生きていけない。
でも、住所があれば生活保護がもらえるのよ。
ひとり15万円ほどもらえるから、20畳ほどの部屋に二段ベッドを置いて、30人くらい住めるようにする。
ご飯は朝と夜にカンタンなものを出す。
その“元”ホームレスの生活保護費から、家賃と食費を12万円ほど取る。
そういう場所をいっぱいつくる。
いい商売でしょ。
まさしく福祉事業だもんね。
これはけっこう、やくざ関係者がやっているそうな。
そういう方法ってたくさんある。
動物愛護なんていうと、みんないいことみたいに思っていて
「わたし動物好きですから、ペットショップに勤めてます」
なんていうと、それだけで、「いい人なんだ〜」って思うけど、それって、動物を売買している人のことでさ。
すごくすごくイヤないい方をすると、「子どもが好きだから、子どもを売買してます」っていうのと、同じことかも知んないよ。
実際、ペットショップで売れなくて大きくなった犬とか猫はどうなってんのかね?
保健所で処分なんてことがないことを祈りたいけどね。
教育だって同じような一面があってさ。
どこかの学校が、何か教材なりを決めると大変な利権が生まれるんだよ。
「子ども達のために」っていうと、大変いいことだと思うけど、それだけじゃないってこともあるんだよね。
おおいに注意すべしってとこだね。
でも、こんなことを言っていると、本当に嫌がられるよ。(笑)
アルピニストの野口健さんが環境問題に乗り込んだときに、大変な圧力というか嫌がらせ、脅迫まがいなことを受けたそうなんだ。
ペットが殺されて家に投げ込まれるとかね。
命の危険も感じたらしい。
それでも、やっている野口さんは偉いよ。
ぼくもせいぜい、嫌がられるようにしないとね。(笑)
え? もう充分に嫌われているって?
それならついでに、最後の一言を。
人の為と書いて、 偽 と読む!
実際に偽者が多いからね。
あなたの善意に気をつけろ!
だね。
FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)