ひきこもり平均期間は9.6年
NPO法人全国引きこもりKHJ親の会の調査【「引きこもり」の実態に関する調査報告書7】によりますと
「引きこもり期間は,平均9.6年であり,最長が34年」
という調査結果がでています。
引きこもりの初発年齢は,平均19.6歳。
最大が40歳。
12歳から29歳までに引きこもり始める人が87.7%と多く,中学校入学から20代後半までに引きこもりが始まることがほとんどである
【「引きこもり」の実態に関する調査報告書7】より
とのこと。
引きこもり状態にある人が家庭に2人いるという場合は
10.4%
そして半数が不登校経験あり。
さらに
・家族回答者の生活の質
一般の50代の方の平均と比べて低いことが明らかにされました.このことは,家族が引きこもり状態になることによって,家族の生活の質が低下していることを示しています
う〜ん・・・やはりなあ・・・
さらにひきこもり者のいる家族の社会スキル(良好な人間関係を築くために必要な対技術)はというと
「主張スキル」,「協調スキル」,「視線スキル」が低い
そうかも知れません。
「引きこもり本人との関係における家族回答者の幸福感」は低いと言う調査結果も出ています。
この調査って大変な努力と時間と勇気がいったと思うんですよ。
調査したのは
制 作
境 泉洋 徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部
野中 俊介 徳島大学大学院総合科学教育部
大野あき子 徳島大学大学院総合科学教育部
NPO法人全国引きこもりKHJ親の会(家族連合会)
の皆さんとのこと。
これらの調査で浮き彫りになったひきこもり者と家族の実態を、有意義に生かして、本人も家族も幸せになれる道を探っていければいいなあ。
そして、これら調査結果をみてよくわかるように、ひきこもりは本人にとっても家族にとっても苦しいこと。
一日も早く、その苦しみから解放されることを願ってやみません。
『FHN放送局』
巨椋修(おぐらおさむ)