ひきこもりの平均


●当事者と親の平均年齢

 今回は2013年発表の『「引きこもり」の実態に関する調査報告書10』からひきこもりの平均についてまとめてみようと思います。



 2005年に発表された「NPO 法人全国引きこもり KHJ 親の会」による『「ひきこもり」の実態に関する調査報告書7』によると7.5 年、平均年齢29.3歳でした。


 それが2013年発表の『「引きこもり」の実態に関する調査報告書10』では平均10.5年、平均年齢33.1歳と、じわじわと長くなっています。




 そしてひきこもりがはじまったときの平均年齢は20.1歳。最年少が8歳,最年長が45歳となっています。



 一方、親の年齢は、母親の年齢。平均61.8歳。最年少が45歳,最年長が80歳。


 父親の年齢、平均67.1歳,最年少50歳、最年長82歳。


 子どもの年齢がじわじわと上がっているわけですから、親の年齢もじわじわと上がってきています。しかし60代で子どもがひきこもりであるというのはさぞ心配でありましょう。



●ひきこもり者は外出はできるけど対人交流は避ける傾向

 引きこもりの程度は、家庭内では自由に行動できる人が多く、これは幸いにも家族関係がある程度良好に保たれていると推測されているそうです。


 一方で,自由に外出できる人も6割近く。


 しかし対人交流が必要な場所にいける人は3割程度。


 つまりひきこもりではありますが、外出はしている。だけど対人交流は避ける傾向があるということですね。



不登校経験5割 就労経験8割


 次に不登校経験と就労経験ですが、『「ひきこもり」の実態に関する調査報告書7』によると、ひきこもり者の不登校経験は5割ほどでした。やはり子ども時代から、人付き合いが苦手という人が多いようです。



そして就労経験は約8割ほどありました。ほとんどの人は一度は社会に出て、なんらかの理由で挫折を経験しているということでしょう。



 私は人の生き方はいろいろで、ひきこもりであっても不登校であっても、ニートであってもいいと思っています。


 ただ、それで自分や他の人が苦しい思いやつらい思いをするのなら、生き方ををせめて少しでも苦しくない方向、つらくない方向、楽に生きる道を歩んでもらいたいものです。







FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)

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巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。

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