ありのままの自分を認めるとは……
「ありのままの自分を認めよう」
「等身大の自分を見つめよう」
こういった言葉の真意は、本人が認めたくない、本当の自分、ダメな自分をちゃんと認めて、肯定していくことが自分の成長になるという意味があります。
たとえば『不登校・ひきこもり・ニート』の人には何らかの障害がある場合が多い。
自分に障害があるかも知れないとしたら、ちゃんと調べ、万が一障害があったと診断されたら、その障害が少しでも回復していくように持って行く。
これが、回復への第一歩だと思います。
これをスポーツに置き換えてみると、そのスポーツの基本や基礎体力がないにもかかわらず、「自分は、基本はできているし、基礎体力はある」と、無理やり暗示にかけようとし、実際に、試合に出て、やぱり本当の自分の実力のなさが露呈してしまっているにもかかわらず、
「オレはまた、自分の実力を出していないだけだ」
と、自分をごまかしているだけということに似ています。
そんな状態だと、いつまでたってもダメなわけで、本当に自分が成長したいのであれば、まず、ダメな自分、ありのままの自分を、ちゃんとみとめて、そこから第一歩を踏み出していくことが必要です。
いつまでも、自分に対して嘘をついているんじゃない!
ありのままの自分を認めよ!
ってことですね。
本当に自分の実力を出し切っている本当の自分なのだと、自分の欠点すら、素直に認められるようになれれば、おそらくそれが第一歩の踏み出しになると思います。
『FHN放送局』
巨椋修(おぐらおさむ)