自己肯定感が低いということは卑屈ということ。偽のプライドを捨てて真に誇り高くあれ!


日本の若者は自尊心・自己肯定感が他国に比べて低いといいます。



自尊心とは辞書によると【自分の人格を大切にする気持ち。また、自分の思想や言動などに自信をもち、他からの干渉を排除する態度。】


とあり


自己肯定感とは【自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する語。 自己否定の感情と対をなす感情とされる。】



とあります。



どちらも自分を大切にし、自分で自分に対し肯定的であり自信のある心理をいいます。この心理が、日本の若者は諸外国に対して、とても低いと言われているのです。


内閣府『平成26年版子ども・若者白書』からデータを見てみましょう。





このデータによると、日本の若者は自分に満足しておらず長所も少なく、自分で誇れることも少ないと感じていることがわかります。


日本人は伝統的に“謙遜”“謙譲”の精神をよしとするところがあるとしても、あまりにも自己評価が低いのではないでしょうか?



自己評価が低いということは、どういうことかといいますと、自信がないということです。



自信がない人、自己肯定感や自尊心が低い人は、自分を誇ることができません。


自分を誇れない人が、誇り高く堂々とした気高い人生を歩めるでしょうか?



自己評価や自尊心が低く、自分に誇りはもっていない人が、他者と接するとき、どうしても卑屈にならざるを得ません。



卑屈とは辞書によると【自分をいやしめて服従・妥協しようとする、いくじのない態度。】【いじけて、必要以上に自分をいやしめること。また、そのさま。】


と、あります。



生きづらさを抱えている人の多くは、自己肯定感・自尊心が低いといわれています。それは不登校・ひきこもり・ニートといった人にもいえます。



たまに「不登校・ひきこもり・ニートの人はプライドが高く、そのプライドが邪魔をして新たな行動に出られないのだ」という人がいます。



しかし私に言わせれば、そのプライドは本物ではありません。それは、新しい行動に対する不安を隠すための言い訳であり、見栄や虚勢、虚栄でありましょう。



そのことは、誰よりも本人が一番よく知っていることであり、また認めたくないことなのかもしれません。



生きづらさを克服するということは、このような偽物のプライドや虚偽を捨て、本物の誇りや気高さを取り戻すことだと私は思います。


よく生きづらさを抱えた人や、不登校・ひきこもり・ニートの人に対して【ありのままの自分を認めること】を支援者は語りますが、それはそういった、弱い卑屈な自分を、そのまま認めるということです。



風邪にしても、胃腸の調子が悪いときでも、自分の本当の体調を認め、生活を改めて暖かくするとか、消化にいいものを食べるとかしないと、なかなか良くならないのと同じです。



まず、自分の弱さ、卑屈さを認め、そうではない自分になりたいと思うこと。それが、現状を改善するための第一歩です。



自分の弱さ卑屈さを、変えるために、いま自分にできることを、自分にできる範囲で行動する。もう虚勢は張らない、偽物のプライドは捨ててしまう。いきなりは難しいですが、少しずつ、そう心がけて実行していけば、やがて本当の誇りを、自尊心を手に入れることができると私は信じます。



そうなると、理不尽に怒られても、頭を下げることができる強さを、精神的な打たれ強さを、自分を肯定的にとらえる自信を身につけることができるようになるはずです。



皆さんが、やがて偽物のプライドではなく、本当の強さと誇り高さ、自尊心を取り戻すことができますように願っています。








FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)

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巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。

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