脱力脱力
「巨椋さんは、いつも自信満々でいいねえ」
なんて言われることがあります。
自信を持った事なんてほどんどないですよ。
そのいい例が、格闘技の試合ですね。
自信満々で出場した事なんて一度もない。
いつも、殺されるんじゃないかって思って出てました。
試合開始の合図まで、
「いまなら、お腹が痛いっていえば、試合をしなくてすむんじゃないか」
なんて考えてましたね。(笑)
試合中に、憎くもない相手が殴りかかってくるんです。
そしたら、
「てめえ、何しやがんだ!」
なんて思って戦ってた。(笑)
そのうちプロ選手のトレーナーになったり、セコンドになったりし、やがて大会を主催するようになって、ますます怖くなってくる。
自分ならまだしも、出場している選手に万が一の事があったらどうしようとか、これはもの凄くリアルな問題なんですよ。
選手は「死んでもいい」なんて思っているかも知れないけど、こっちはそうはいきませんからね。
「主宰者として、選手の命は絶対に守る!」
と思って、大会を開く、主審をする。
自信はない。
ただ、わたしは全力をつくします。
充分のゆとりをもってね。(笑)
力っていうのは、力を抜かないと出ないんですよ。
力を出す人ほど、力が抜けているんです。
脱力脱力。
さてさて、ここんとこちょいと忙しいんです。
このブログもたまに更新が滞ることがあるかも知れません。
ま、脱力脱力ということで、よろしくお願いします。
人間なんて、いつも自信と不安の間を行ったり来たりしているもので、そのブレが少ない人を、安定している人なんていうのかも知れませんね。
ま、脱力脱力。
過去に起こってしまったことをクヨクヨと悔やんでも仕方がない。
まだ起きてもいない未来を恐れていたも仕方がない。
過去からは学び、未来なんかは、ある程度備えるくらいで、そんなことに不安を感じるよりも、いまを楽しみましょうよ。
自信って安心の一種なんです。
あまり不安がらず、そこそこ安心していければいいんじゃないでしょうか。
ま、脱力脱力。