第7回 巨椋に聞け! 『わけのわからないことで怒る人との付き合い方とは?』



相談;『わけのわからないことで怒る人との付き合い方とは?』

Q. 巨椋さんはじめまして、わたしの知り合いに、いつもわけのわからないことで怒る人がいます。こっちが明らかに悪ければ反省のしようもあるのですが、いつもわたしが言っていることに対して、曲解や誤解をして怒り出します。こういう人とは、どう付き合えばいいのでしょうか?
(29歳 M・A 女性) 

A. 自分でも知らないうちに人を怒らせてしまうって、どんな人にだってありますよね。知らないうちに人を傷つけてしまっていることもあります。


た中には、ワケのわからないことで怒り出す人が少なからずいます。そういった人には、できるなら距離を置いて、なるべく近づかないというのが、一番簡単な対処方法でしょうね。


その人が、学校や職場、家庭とかの関係で、どうしても近くにいる場合でも、そういった人と精神的距離をとった方がいいでしょう。


それとなるべくシールドを張ること。もうコイツはバカなんだからくらいに思って、ココロに耳栓をしちゃうってことですね。


「それじゃ解決にならない。なんとか自分の力で相手の性格を変えたい」と思う人もいるかも知れませんが、そういうタイプの人というのは、誰かが注意したところで、やはり曲解し誤解し、もしかしたら逆恨みをするかも知れません。


 また、人の性格というのは、他人がとやかくいってそうそう変わるものではありません。多くの人は自分の性格ですら「変わらなきゃ」と思いつつ、変えることができずに悩んでいるくらいなのですから。

 嫌な人を自分の都合の良い人に変えようと努力するよりも、無理せず距離を置いたほうが、楽というものです。


後は、質問した人に該当するかどうかわかりませんが、もしかしたらご自身に問題があるかも知れません。

学校でも職場でも、なぜかいつもからまれたり、いじめられたりする人がいたりします。いつもケンカを売られたりね。

そういう人って、いじめられっこオーラを放っている場合がほとんどです。いじめられっこオーラっていうのは、例えばいつも目がオドオドしていたり、顔が緊張していたりね。


そんなことが、その人の印象になって目についてしまう場合があります。それがオーラになってしまうんですね。


他の人と同じ事を言ったりやったりしても、妙にその人だけ怒られるっていう人がいるじゃないですか。


雰囲気って言葉や文字では通じにくいんですが、その場の空気が読めないとか、相手とのいろいろな意味での距離間がつかめない人。そういう人は無意識のうちに他人を怒らせたりすることがあります。


そういう人はが、「こうすれば、怒られにくい」なんて考えながら人と接していると、どうしても不自然になりますし、疲れてしまいますから、なるべく気持ちを楽にして、人と接することができるように練習するしかない。


緊張とかって人に伝わるじゃないですか、そうすると、どうしても周囲の人だってイライラしてくるんです。

だから、リラックスできる相手と気軽に話しをすることからはじめることなんですけど、最初はなかなか難しいかも知れません。


そういうときは、リラックスすることを諦めちゃいましょう。

自分はこんな感じの人なんだと開き直ってしまいましょうよ。そのほうが無理してリラックスしなきゃなんて思うより楽ですものね。

このときも気の合わない人と無理して付き合う必要は、まったくありません。気の合う人と会って楽しく話しをするだけでよろしい。


あと、知らずに相手に失礼とか無礼な態度をとっていることもありますから、茶道教室みたいなところに通って、礼儀を学ぶのもいいと思いますよ。


茶道って、戦国時代という究極に殺伐とした時代に発達した、いかに相手に失礼なことをせず、しかもリラックスをして人を接待するかという方法で発達したものですから、そういう礼法を学ぶということは、自信にもつながります。


 ただ、作法や礼法、マナーを見につけたらからといって、他人の細かいマナー違反について、あれこれ言うのもマナー違反ですから、マナーについてもまったりゆったりと構えて、対応していけばいいんじゃないでしょうか。










FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)拝



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巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。

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