『下流は太る』は本当か?
『下流』『ファストフード』といった言葉を流行らせた三浦展(みうらあつし)という評論家がいるのですよ。
その人の著書に『下流は太る!こんな暮らしがデブの素』(扶桑社刊)という本があるんです。
実は、わたし自身はこの本を本屋でパラパラと見ただけなんで、本の内容とかは、あまりよく知らないのですが、ひきこもりやニート系の人って、太っている人とか、あるいは逆に痩せ過ぎでいるような人って、多いような気がするんですよ。
つまり、あまり健康的じゃない人ですね。
スポーツクラブに通ってマッチョだとか、日焼けしていて、大胸筋が発達しつつ腹筋が割れているような人って、ひきこもりやニート系にはあまりいないイメージですよね。
(中にはいるかも知れませんけど)
確かに、ひきこもりやニート系の人や、ワーキングプアの人が、スポーツクラブに入ったりするのって、ある程度のお金がかかりますからちょっと、難しいかも知れません。
でもそれ以上に違いがでるのは、食べ物ですね。
収入が少ない人って、どうしても食べるものがインスタント食品やジャンクフードになってしまい、高カロリー低栄養に偏ってしまいがちなんですよ。
そうなると、どうして太りがちになってしまいます。
つまり、日本やなど先進国においては、貧しい人ほど太りやすい傾向にあるということになります。
なんでも、肥満と学力は関係性もあるらしく、太っている人は学力が低い傾向にあるという説もあるんです。
『下流は太る!こんな暮らしがデブの素』によると……
「学校の成績が5段階で『上』から『中の中』の子どもで『肥満気味』なのは、6%前後なのに対し、成績が『下』の子どもで『肥満気味』の子どもは17%もいるんです。
(中略)
大人の男性でも、年収や学歴が低いと肥満が多い傾向にありますし、テレビを見たりパソコンをする時間が長い人ほど太っている傾向もある。
(中略)
15〜22歳の男子で、テレビを見る時間が1時間未満だと肥満率は9.6%、4時間以上だと20.8%だった」(『下流は太る!こんな暮らしがデブの素』(扶桑社刊)より)
う〜ん……、なんか太っている人は、立つ瀬がないなあ……
アメリカなどでは、太っているというだけで、「自分をコントロールできていない」とみなされることもあるそうな。
「それはチョット違うだろう!」
ってツッコミのひとつも入れたくなります。
太っている痩せているというのは、体質の一種ですし、あまり過剰に気にするのもどうかと思ったりもしますね。
ニート・ひきこもり系の人には、逆に痩せすぎっていう人も多くて、痩せすぎっていう人も、健康的ではないですね。
できれば、痩せ気味、太り気味程度だといいのですけどね。
何事も極端というのは、あまりねえ。
しかし、ひきこもり・ニート系の人は、食べ物とか運動が少ないとかの関係で太る傾向にはあるというのは、確かかもしれません。
つまり、あまり健康的ではないということですから、食べ物とかは、もう少し気をつけた方がいいのかも知れません。
わたしはね。
ひきこもりやニート系の人に、料理とかをすることをなるべくすすめているんですよ。
まず、自分で料理をするというのは楽しいし、栄養とかの面でも、ジャンクフードとかよりも、いいと思いますしね。
自分が作ったものを、家族でも友人にでも振舞うというのも楽しいですし。
お金に余裕があったら、料理教室に行くなんても楽しいでしょうね。
そこでいろいろな出会いがあるかも知れません。
料理のできる人って、男も女もモテるっていいますし。(笑)
わたし、巨椋修(おぐらおさむ)自身も、なるべく自炊するようにしているんですよ。
ずいぶん昔ですが、それで本を書いたこともあります。(苦笑)
コンビニで買える食材やジャンクフードを利用して健康的なご飯を食べよう的な考えで書いたんですけど、コンビニクッキングですから、実は、マトモな料理など紹介していなかったりするんですけどね。(笑)
ひきこもりやニート系の人って運動不足になりやすいですし、食べ物も偏りやすいので、それぞれできる範囲でいいですから、気をつけていただきたいものですね。
FHN放送局代表
巨椋修(おぐらおさむ)