ひきこもりやニートの恋愛や結婚

恋愛や結婚は、『不登校・ひきこもり・ニート・フリーター』にとって気になるところです。


もうすでにあきらめているという人も少なくない。

ぼくの知っているある人は公然とこういいました。



二次元で充分!



まあ、それは個人の好みとして。(苦笑)


自分の子どもの恋愛・結婚が気になってしかたがないという親御さんも多いと思います。


不登校・ひきこもり・ニート・フリーター』に限らず、現代社会は「結婚しない」人が大変に増えている時代でもあります。

ちなみに、独身でカレシ・カノジョがいない人は7割近くいて、そのほとんどが出会いや恋愛のアクションをしていないといいます。



結婚しない理由はなんでしょうか?


平成15年版国民生活白書によるとトップは




結婚したい相手とめぐりあわない(男41.5%)(女43.1%)



である。ひきこもりやニート・フリーターが気になる経済面だと



金銭的に余裕がないから(男30.2%)(女24.5%)



ということになっています。これに





異性と出会う場やきっかけがないから(男17.4%)(女15.2%)



ここで 「結婚したい相手とめぐりあわない」 と 「異性と出会う場やきっかけがないから」 を合わせると、男女とも50%を越す最大の理由と言えそうです。



「めぐりあい」、「出会う場、きっかけ」については、“ひきこもり系”にとって最大の弱点。


さらに、経済面も大きな弱点。



では、男女はどこで出会い恋愛・結婚に至るのか?


2002年『第12回出生動向基本調査』によると




友人・兄弟を通して(31.1%)


職場や仕事と通じて(30.1%)



とあり、その次が



学校で(9.3%)



となっています。


それに続いて



お見合いや結婚相談所(7.3%)



街中や旅先で(6.1%)



アルバイト先(4.9%)



サークル活動(4.4%)




当たり前ですが、男女が恋愛に至るためには、出会いが必要なわけで、そのためには“男女がいる場”に出るしかないということですね。



それが最低条件。


そういう場があっても、会話とかTPO(TPOとは『時(time)と場所(place)と場合(occasion)。また、その三つの条件』)をわきまえてないと悲しいことになります。


不登校・ひきこもり・ニート』系の人って、対人恐怖の傾向があったり、口下手の人も多い、自信がないという人も多く、場の空気が読めない人も多いものです。


これらはある程度訓練や練習でなんとかなるものばかりです。


そういった教室に行って習ったりすることも可能。


ある程度なら独習も可能。


不登校・ひきこもり・ニート・フリーター』の人たちは、確かに恋愛・結婚に関しては不利と言えます。


出会い系サイトなんていう手もあるけど、悪質なものも多いのでご注意を。


ぼくの知っている『不登校・ひきこもり・ニート』の人たちでも、恋愛したり結婚したりしている人はたくさんいます。


現実問題として、破局するということも多いのも事実。


実際、一般の夫婦でも離婚する人は3組に1組。


結婚に関していうと、ものすごく皮肉なこともあって、若くて生活力のない人ほど早く結婚するという傾向もあります。


そういうカップルほど“うっかり”子どもを作ったりする。


つまり“できちゃった結婚


できちゃった結婚の場合、破局する確立も高かったりします。


逆に経済的・人間的にゆとりのある人ほど、晩婚化の傾向がある。


自分の生活を大切にしたいということみたいですね。


恋愛にしても結婚にしても、プライベートなことの上に、ひとりでは出来ないものです。


ですから、どう思いどう考えるかは、それぞれの理由により、それぞれあっていい。


人がやっているから自分もやらなければならないというものでもない。


まあいろいろなことを繰り返して、生きていくというのが人生なのかも知れませんね。





不登校・ひきこもり・ニートを考える FHN放送局代表』
巨椋修(おぐらおさむ)