心の薬の減らし方
この前、『まり先生の心のお薬研究室』第4話と第5話をリイドカフェというネットマガジンに掲載していただきました。
4話5話のテーマは心の薬の減らし方。題して『心のお薬を減らしたいんです』
興味のある方は無料で読めますからぜひ!
心のお薬、つまり精神科のお薬を減らしたい。できたらやめたいと思っている人も多いかと思います。でも・・・
(リイドカフェ『まり先生の心のお薬研究室』より引用)
と、まり先生が言っているように決して自分の判断で減らしたりやめたりしないこと!
例えば、統合失調症という病気があります。この患者さんがお薬を飲むのをやめると
統合失調症で抗精神病薬を飲んでいる場合と飲んでいない場合の2つに分けると、1年後の再発率は「服薬している」が30%、「服薬していない」が70%になるというデータがあります。これはあくまで1年後で、2年3年と薬を飲まずに過ごしていると、再発率は残念ながら100%に近づいていきます。
(新宿区後援・12月新宿フレンズ講演会『 統合失調症の再発を防止する』より引用)
そして再発期間が長かったりすると、脳が小さくなるとも言われています。
精神疾患は、脳の病気です。心のお薬を自己判断で急にやめると、脳内のバランスが急に崩れ、離脱症状がでてしまい、かえって調子が悪くなってしまいがち。
たとえば、うつ病の薬の場合だともう治ったと思っても最低一年は坑うつ薬を飲み続けることで再発を予防し、それから時間をかけて少しずつ薬を減らしていきます。
(リイドカフェ『まり先生の心のお薬研究室』より引用)
『まり先生の心のお薬研究室』第5話にも描いたのですが、実は精神科の薬というのは1950年代までちゃんとしたものはありませんでした。
そのため患者さんは座敷牢に閉じ込められたり、精神病院に強制入院をさせられたりしていたという悲しい記録があります。
(リイドカフェ『まり先生の心のお薬研究室』より引用)
しかし50年代から多くの研究者が、いろいろな薬を開発。多くの心の病の人も社会にでて働けるようになったのです。
くわしくはリイドカフェ『まり先生の心のお薬研究室』をお読みください。
では失礼いたします。
おぐらおさむ拝