■ - おぐらおさむ（巨椋修）の不登校・ひきこもり・ニートを考える

*[周辺事態]心理実験によると教育法において鞭はいらない

●ネズミの心理実験

　有名はネズミの心理実験で３匹のマウスと３つのＴ字型の迷路を使った実験があります。

　Ｔ字迷路の下の部分がマウスのスタート地点。ゴールはつき当たりを左に曲がった先。

　つまりネズミくんに左に曲がりましょうということを学習させようというのです。

迷路１左にエサ（＝アメ）、右に電気ショック（＝ムチ）を仕掛ける

迷路２左には何も置かず、右に電気ショックを仕掛ける

迷路３左にエサを置き、右には何も仕掛けない

　３匹のネズミくんには、それぞれ何度もT字迷路を歩いてもらって、ゴールである左に曲がることを学習してもらおうという実験なのですがさてさて、実験結果はいかに？

　みなさんはどう思いますか？

　ぼくが聞いた限りでは、一番多かったのが「迷路１　左にエサ（アメ）、右に電気ショック（ムチ）を仕掛ける」

　次に多かったのが「迷路２　左には何も置かず、右に電気ショックを仕掛ける」

　一番少なかったのが「迷路３　左にエサを置き、右には何も仕掛けない」

　さてもっとも早く学習したのが「迷路３　左にエサを置き、右には何も仕掛けない」でした。

　でが「迷路１」と「迷路２」の結果はいかに？

　ネズミくんは、道を覚えるために、何度も何度もT字路を歩かねばなりません。

　つまり何度何度も運よくエサを食べらえたわけですが、同じくらい電気ショックを喰らってしまったわけでもあります。

　結果・・・　ネズミくんは電気ショックの恐怖に、一歩も歩かなくなってしまったといいます。まさにひきこもり状態。

　電気ショックのため、ネズミくんは成長したりチャレンジすることを拒否するようになったのですね。

　もちろん、ネズミと人間は違いますから、この実験をそのまま人間に当てはめることはムリがあるでしょう。

　しかしいろいろな参考になると思います。

　皆さんはどう思いますか？

ＦＨＮ放送局
巨椋修（おぐらおさむ）拝

わたし（巨椋修（おぐらおさむ））が監督した映画『不登校の真実〜学校に行かないことは悪いことですか? 』ＤＶＤになりました。
精神科医や不登校に携わる皆さんにインタビューをしており、問題解決のヒントになれば幸いです。
『ＴＳＵＴＡＹＡ』のドキュメンタリーコーナーにも置かれておりますのでご覧になってください。
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