人間は元々ひきこもり的性格である
●人間は保守的(ひきこもり的)性格
ほぼ全ての動物は保守的なんです。人間も動物の一種ですから保守的。ここでいう保守的というのは、新しいことをしたくない。冒険したくないということ。
どういうことかというと、人間も動物ですから一日でも長く安心安全に生きていきたいわけです。
自分のナワバリの外に出て行くと、得体の知れない獣がいるかも知れない。迷うかも知れない。他の部族と出会って争いになるかも知れない。
だから、自分の安心安全でいられる自分のナワバリにひきこもる。
ナワバリの外に出たくない。冒険したくない。
味覚も保守的。慣れない食べ物にはあまり手を出したくない。だってもしかしたら不味くて、お腹壊しちゃうかも知れないし、もしかしたら毒で死んじゃうかも知れないから。
私が人間は元々ひきこもり的性格であるという意味、わかっていただけましたでしょうか?
●人間をひきこもり的性格から一歩前進させたのは好奇心
ただ、人間という種は、他の動物に比べて、とても好奇心が強い。好奇心というのは、知らないことを知りたいと思うこと。
知らないことを知るためには、冒険しないといけない。ナワバリの向こうは「どうなっているんだろう」なんて思っちゃってガマンできずに、ナワバリの外におっかなビックリ出ていく。
知らない食べ物を観たとき「どんな味なんだろう?」なんて思っちゃって、つい未知の食べ物に手を出しちゃう人がいたり。そうやって人類は進化し、文明を発達させてきたのですねえ。
と、すればですよ、いま不登校・ひきこもり・ニートであまり外に出たくない人も、自分に何が興味とか趣味があって、それがどうなのかを冒険してみればいいんではないでしょうか?
ささいなことでいいと思います。好奇心を持ってください。それだけでも変わりますよ。
FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)