ニート・ひきこもり最大の問題とは

ニートやひきこもり最大の問題とは、なんでしょうか?


問題はいろいろとあるかと思うのですが、わたしは、彼ら自身が“自分を向上するチャンスから遠ざかってしまっている”ことではないかと思っています。


もし、ニート・ひきこもり状態が、心身の休養期間であるとしたら、そのときは、しっかりと休養して、次のステージに立つための準備期間とさえいえるかも知れません。


しかし、ニートやひきこもりが、「教育を受けておらず、労働をしておらず、職業訓練もしていない」というより


「教育を“受ける気がなく”、労働を“する気もなく”、職業訓練も“受ける気がない“」

そんな人であった場合、その状態のまま、何年もたっているとしたら、その人は、その期間、学ぶチャンスを逃し、ただ年齢だけを重ねているということになります。



ダイヤモンドが、ダイヤモンドによってのみ磨かれるように、人間は人間との交流によってのみ磨かれるとわたしは考えています。


現実として、人生における重大事、就業、恋愛、結婚は対面で行われます。ニートやひきこもり状態では、対面で人と交流するということがやりづらい。


そして自分を磨くためには、自分を認める“自己肯定感”を養う必要がありますが、それには、家族だけでは足りず、必ず他の多くの人々と接することが必要です。


それは職場でも学校でも、何かのクラブでもいいのですが、そこにいて、自分がそのチームの一員として、必要とされている実感が必要ということです。


さらに、思春期を越えてからは、家族外の異性も必要になってきます。男女の異性、あるいは同性でも恋愛対象に注目されたい。認められたいという欲求は、人間が生きていく原動力のひとつであり、自分を成長させるためにも、異性との出会いや別れは重要なことなのです。



まとめましょう。


人間が精神的に成長するためには、家族以外との人間と交流すること。つまり人間交際が自分磨きになる。

自己肯定感を高めるためには、家族以外の社会や他人の評価と居場所が必要である。

異性との出会い、別れは人間の成長に必要。



ひきこもりやニートの人たちは、これら“自分磨き”の機会が少ないかまったくなく、よって自分を精神的に成長させることができません。


単純に「お金を稼げない」という問題以上に、これらのことの方が、ニート・ひきこもりの人にとっては問題であると、わたしは考えています。



FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)

【脱力系TV! 生きぞこない なう!】のお知らせ。

毎月第2水曜日、午後9時放送。

↓コチラのマッハTVよりご覧いただけます。
http://ch.nicovideo.jp/machtv



スタジオ観覧のご希望(観覧料1000円)、番組で取り上げて欲しいテーマ等は

machnumberproduction@gmail.com

件名『生きぞこないなう!宛て』までお願いします。

巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。

陽明門護身拳法のHPはコチラ。門下生募集中!
http://members3.jcom.home.ne.jp/yohmeimon/


門下生募集中!お問い合わせは osaogu@yahoo.co.jp まで。