いじめと差別をなくしたい

●いじめや差別は人類の治りにくい病気である
 人間の宿痾(しゅくあ・なかなか治らない病気)として【いじめ】【差別】【戦争】があります。


 なかなか治らない病気とはいえ、そんな病気にかからない方法、感染しない方法や努力はあると思うのです。


 いかに【いじめ】【差別】【戦争】がなかなか治らない病気とはいえ「わかっちゃいるけどやめられない」ものではないと思うのです。


 では【いじめ】【差別】【戦争】はどうやったら防げるのか? の前になぜ起こってしまうのかをちょっと考察したい。


【戦争】は【いじめ】と【差別】をなくしていけば、おのずと予防となりますので、【いじめ】と【差別】を中心にします。



●なぜいじめや差別が起こるのか?
 なぜ【いじめ】が起るのでしょう?


 なぜ【差別】が起るのでしょう?


 それは、自分と違った人、考え方を気に入らず否定し排除することによって起こります。


 それは、自分が勝てると思った相手に対して気に入らないから、あるいはウサ晴らしに【いじめ】や【差別】することもあります。


 あるいは逆に「私は弱い。ゆえに私は被害者である」とか「私は不当に扱われ、搾取されている被害者である」という思いを自己正当化させて誰かを攻撃する場合もあります。


 あるいはかつて自らが【いじめ】【差別】あるいは親などからの【虐待】を受け、やがて自分が受けたことを他者に行う場合もあります。



 これらに共通するのは、自分と異なる人との共生能力の劣化!



 そして 自分は間違っていない。そんな自分と同じ思いの人はたくさんいるから自分は正しい! という思い込み。



 さらに【差別】に関しては、悪いのは相手で、むしろこっちが被害者! といった思い込みもあるようです。


 これは【生活保護叩き】や【ヘイトスピーチ】を好む人たちにもあるようで、そういう人もやはり「自分は正しいことをやっている」という思い込みがあるようです。



●どうすればいじめや差別をなくすことができるのか?
 上に挙げたのは、私の仮説に過ぎませんが、もし多少なりとも当たっているとしたら、【いじめ】や【差別】の根幹には、自分と異なる人々、マイノリティ(社会的少数者・少数派)を蔑み排除しようという心理があるということでしょう。



 これがどういうことかというと、自分たちと違う人々との共生する能力の劣化!



 異なった人と共生したくないというのは、未熟もしくは老化でもあります。


 そもそも、未熟な人、精神が老いた人というのは子どもなのです。子どもほど



 成熟さは、自分が正しいと主張するかどうかでわかる。子どもや未熟な人ほど、自分は正しく他人が間違っていると主張するもの。


 それを例えれば、スーパーなどで幼い子どもが「これ買って〜」と、ギャン泣きしているのと一緒。子どもは泣きながら自分が間違っているとか、親の事情も思惑も、他人に迷惑をかけているということもまったく気づいていません。


 脳が老化すると、保守的になり新しい物を受け入れられず、意欲も創造力も落ち、感情のコントロールもうまくいかなくなります。


【いじめ】にしても【差別】にしても、あまり理性が働いていないということです。


 で【いじめ】や【差別】を防止するにはどういう方法があるでしょうか? 文科省『学校における「いじめの防止」「早期発見」「いじめに対する措置」のポイント』を要約すると


・他者への共感、理解、存在を認め、お互いの人格を尊重し、意見が違う相手であっても認め合うこと。

・ストレスに適切に対処できる力を育む。

・自己肯定感を育む。


 ということです。これは【いじめ】だけではなく【差別】に対してもまったく同じことがいえます。


 そしてこれは子どもに対してだけではなく、大人に対してもまったく同じことが言えるでしょう。


 いえ、むしろ大人こそ、子ども以上に上記のことを肝に銘じておく必要があると思います。


 よく「最近の子どものいじめは陰湿だ」などといいますが、いじめはいつの時代でも陰湿です。そして、いじめや差別は子どもより大人のほうが陰湿であり、その言動は理性ではなく感情により起こるものであると考えると、大人の【いじめ】や【差別】のほうがより幼稚で陰湿といえるでしょう。


 最後に、もしいじめ被害にあってしまったときは、もし信用ができる人がいれば相談する。それが難しい場合、そんな幼稚で陰湿な人たちに付き合う必要なまったくありませんので、とっとと距離を置くことです。


 もしその現場が学校であれば、そんな学校など行くのをやめてしまうのも一つの方法かも知れません。


 もしそれが職場でも同じでしょう。


 社会にそういう風潮があるとすれば、そういう風潮に染まらない自主自律の精神を養う必要があるでしょう。


 私は本当に【いじめ】と【差別】をなくしたいと思っています。私に何ができるのかをこれからも考え、実行していきたいと思っているのです。



 



FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)

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巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。

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