不安と罪悪感

不登校・ひきこもり・ニート』の人、あるいはグレイ・ゾーンにいる人のほとんどが、『不安』と『罪悪感』を持っています。




『不安』とは、自分の将来に対する不安。

周りの人たちが、自分をどう評価しているか不安。

自分自身への自信のなさ。



などなど。


『罪悪感』とは、『自己嫌悪』の感情であり、やがてそれは『自己否定』へとなってゆく。


この『不安』と『自己嫌悪』の感情が長く続くようになると、人はうつ病や不安障害といった病気になることが多くなってくる。


うつ病の疑いがあったり、不安がいつまでたっても消えないようであれば、病院に行って相談をすることをお進めします。


渡された薬は、2週間ほど飲みつづけないと効かないので、薬が合わない限り、その期間は飲みつづける必要があります。


それともうひとつ。


あまり『不安』や『自己嫌悪』に関することを、なるべく考えないようにしたいもの。


と、言っても、人はそんなことを考えてしまうもの。


そんなときは、なるべく考えを明るい方向に持っていって、「ま、いいか」くらいに思っていけるようにしたいですね。



不安や罪悪感のことをずっと考えつづけれると、その考えに囚われてしまい、



「なんでわたしはこうなんだ」



「なんであのとき、こんなことを言ってしまったんだ」



と、落ち込む材料のことばかり考えるようになってきます。



しかし、いくらそのことを考えても、「じゃあ次からは、こうしょう」などと、解決、改善に向かう考えが思い浮かばないので、ますます落ち込んでいく結果になりがちです。

ときどき、気分を変えて、「失敗しても当たり前」くらいの気持ちでいいんじゃないでしょうか?

失敗・失言のない人など、誰もいないんですから。



不登校・ひきこもり・ニートを考える FHN放送局代表』
巨椋修(おぐらおさむ)