【 ワーキングプアからの脱出 】

ワーキングプアからの脱出 】

【配信日】 2008年12月8日

【出演】 巨椋 修(おぐら おさむ)、天正 彩(てんしょう あや)





●解説


ワーキングプアとは働いているにも関らず、年収200万円以下の人のことです。

どうもね、中には毎日フルタイム働けない人も、それに含まれているようですね。

例えば、障害、健康面の問題、年齢、育てなければならない子どもがいるなど、働きたいのに、なかなかフルタイムで働けない人がいます。

健康であったとしても、就職活動で苦しみ正規雇用になれずに、ワーキングプアになってしまっている人もいます。

政府や政財界のエライ人は、国民に「もっと活発に消費を!」と、いってきますが、ワーキングプア当事者が消費を活発にしたところで、大したことにはならないでしょうね。
どうせなら高額所得者が、もっと活発に消費をしてほしいと思うばかりなのですが……(苦笑)


むしろ、わたしはワーキングプアの人たちにこそ、イザというときのために1日100円ずつでもいいから
「貯金」をし続けてほしいと思っています。

と、申しますのは、ワーキングプアは食べることに精一杯になってしまって、重い急病になったときに病院に行けなかったり、急に引越しをしなくてはならなくなったときに、どうしようもなくなって、ホームレス化する可能性がとても大きいのです。

もし、そんなときわずかでも貯金があれば、なんとか応用を利かすことができるかも知れません。

あと、イザというとき頼れる人を何人か持っていることです。

わたしも、一度自宅を放火され、住居も衣服もお金もすべてなくしてしまったことがありました。

寝るところもないので、知り合いの会社の隅を借りて、夜露をしのいだり、知り合いから古着をもらったりして、なんとか日々をしのいだものです。


人生は、何が起こるかわかりません。
何が起こっても、うろたえないような心の準備と、もし仮にワーキングプアになってしまったら、早く脱出できるように、今日からでも貯金などをはじめてみてはいかがでしょう?

それと、人生を生きていくスキルと、良き人間関係を築いておいてください。

これが、ワーキングプアになっても、脱出を可能にする方法のひとつだと思いますよ。




不登校・ひきこもり・ニートを考える FHN放送局代表』
巨椋修(おぐらおさむ)