犯罪と学歴
たまにはマジメな話しを……
犯罪と学歴を調べていると、圧倒的に学歴が低い人が、犯罪を行なってしまうということが明らかになっています。
ある弁護士会が、少年刑務所の受刑者を調査したところ、以下のような結果が出たそうな。
●ある少年刑務所(人数269人、平均年齢24・8歳)では
(「少年刑務所」とは、基本的に26歳以下の人が入る刑務所)
●中卒が75・0%、高校中退が21・9%
●高卒が3・1%
つまり269人いた少年刑務所受刑者で、高卒はたった8人。
残り261人という圧倒的多数が、中卒であったというのです。
そして、その少年教務所では大卒は一人もいなかったということでもあります。
また、文部科学省・法務省の発表でも、刑務所にいる「最終学歴が高卒に満たない者」は約7割。
少年院で「高校中退者は約3割」というものがあります。
(※注;少年院の場合、「高校中退者」が約3割なので、あって「中卒者」を含めると、やはり7〜8割になる)
ちなみに高校の卒業率は90%くらいですので、そこから考えても、残り10%の中卒・高校中退がいかに犯罪を犯しやすいかがわかります。
いまや大卒者でも就職するのが難しい時代。
中卒・高校中退者にとって、さらにさらに就職が難しいといえます。
もっとも、現代社会は、高学歴化していますので、犯罪者の高学歴化も進んでくることでありましょう。
ぼくは学歴というのは、一種の身分制度であると考えているのですが、犯罪というフィルターを通してみると、あながち間違っていないかも知れませんね。
(※ぼくは必ずしも、身分制度が悪いとは思っていないのでありますが……)
ちなみに、ぼくの学歴は高卒。
高校卒業のときは、就職も決まっておらず
「たぶん、将来は、刑務所とかにいくのかなあ……」
と、思ったりしておりましたが、幸いにもいまのところご縁はありません。
FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)