わたしは体罰に反対です


わたしは学校教育に限らず育児等においても、わたしは基本的に体罰に反対です。

犬や猫をしつけるのだって、体罰など無用だと思っています。



また、同様に言葉の暴力も無用と思っています。



ちゃんと怒りを伝えてあげるというのは、必要だと思うんですよ。

叱るときは、しっかりと叱ってあげる。


ただし、それは体罰や言葉の暴力であってはならない。


体罰で相手に言うことを聞かせようというのは、暴力や恐怖で相手を支配しようというのと同じなんです。


よく


「それは理想論、子どもは、動物と同じなんだから、叩いてわからせるしかないんだ!」


とか


「学校の先生は、体罰を禁止されたから生徒になめられるんだ!」



なんて言う人も少なくありません。

動物を訓練している人で、優秀な訓練士ほど動物を叩いたりはしないものです。

動物だって、自分の子どもが傷つくまで噛み付いたりしないものです。



一番大切なのは、愛情です。

そしてその愛情をちゃんと相手に伝えることです。


しつけと称して、子どもに体罰を与えている人の中には、自分がキレてしまって、自分の感情をコントロールできなくなってしまっている人が、多くいます。

それは、その人の心が、幼児化していると言ってもいいでしょう。


人間の年代で一番キレやすいのは、赤ちゃんなんです。


キレる人は、頭脳が幼稚になっているといってもいい。



最後に、荒れている中学生とか、暴力をふるってくる子どもに対して、


「殴らずに従わせるのは難しい」


という人もいます。


そういった児童生徒に対しては、特別な教室で教えるか、あるいは学校への登校禁止などの処置をとらざるを得ないかも知れません。


また、教師とて、あるいは親とて、手をあげてしまうこともあると思います。


これに対しても、あまり過剰にヒステリックになって、「体罰反対」というのもどうかとも思うのです。


人間同士ですから、「殴らなきゃどうしようもない」場合だってあるかも知れません。


ただ、体罰という暴力支配で、弱者や自分より弱い立場の人、子どもなどを支配しようとする行為は反対なのですよ。

よって、わたしは基本的に体罰に反対です。






不登校・ひきこもり・ニートを考える FHN放送局代表』
巨椋修(おぐらおさむ)