「親が変われば子も変わる」という言葉の毒とは?


不登校やひきこもりの支援者が、親御さんによくいう言葉。



「親が変われば子も変わる」



これってどうなんでしょうね?



親御さんへアドバイスをする人は、ほとんど悪気もなく、また親切な言葉として「親が変われば子も変わる」と、いっているわけですけど、これって暗に



親が悪いのだ! 親が間違っていたから子どもが不登校やひきこもりになったのだ!



と、訴えていることに気が付いていません(苦笑)。


そしてもう一つ。この言葉には、大きな毒が含まれていることに気が付いている人はあまりいないようです。


その毒とは何か?


その前に、なぜ親は変わろうとしているのでしょうか? なぜ支援者やアドバイザーは親に変わりなさいといっているのでしょうか?


それは子どもを学校に行かせたい、ひきこもりをやめさせたいためでしょ?


つまり子どもを自分の希望に沿うようにするために、親は変わろうとしているわけです。


それって、これまで腕を掴んだり、泣き落としを使ったりして、無理やり学校に連れて行こうする行為と、どれくらい違いがあるのでしょう?



結局、「親が変われば子も変わる」という言葉には、方法を変えた子どもを自分の思い通りにしたいというところが、まるで変わっていないということになります。



こういうと、「そんなことはありません。第一、子どもの将来を考え、子どもの為を考えて、親自身が変わろうとしているんです。どこが悪いんですか?」と、憤る声が聞こえてきそうです。


自分が変わることで子どもも変わるという見返りを求めているわけです。それは優しい強制なのではないでしょうか?


子どもの為といいながら、それは親自身の為なのではないでしょうか?



人の為と書いて、偽(にせ)、偽りと読みます。



もし親自身が変わらないと・・・ と、思うなら、子どもの変化や子どもが学校に行くという見返りを求めるのではなく、自分自身が変わるようにしたほうが、親本人の為になり、ひいては子どもの為になることでしょう。




FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)拝



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巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。

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