ポケモンＧＯはひきこもりを救うか？ - おぐらおさむ（巨椋修）の不登校・ひきこもり・ニートを考える

　こんな報道がありました。

麻生太郎財務相は２２日、日本での配信が始まったスマートフォン向けゲーム「ポケモンＧＯ（ゴー）」について、「海外では引きこもりやオタクが外に出てポケモンをするようになった」と語った。

　麻生氏はアニメ好きで知られ、オタクからの支持も高い。麻生氏は「精神科医より漫画の方がよほど効果が出る」として、ゲームの人気を歓迎した。
（http://www.sankei.com/politics/news/160722/plt1607220029-n1.html　より）

　精神科よりも漫画やゲームの方が効果があるかどうかはわかりませんが、このゲームによってひきこもっていた人たちが、積極的に外へ出るようになるとしたら、それはとてもいいことだと思います。

（ただし、くれぐれも歩きスマホ注意！　おそらく数か月後には交通事故等多発のため、禁止する学校や禁止を求める団体などが出てくるかも知れません）

（引用：http://pk-mn.com/n/pokemon-go-battle-tamago-ss/　より）

●ポケモンＧＯはひきこもりやうつ病者を救うか？

　あまり知られていないかも知れないが、ひきこもりのほとんどは、コンビニや興味があることに関する用事があるときは外出しおり、一歩も家が出ないという人はほとんどいないといってもいいくらいです。

　ポケモンＧＯが一足先に使われていたアメリカでは「うつ病や不安障害に前例のない効果がある」という人もいます。

　どうもモンスターを求めて、出歩くというのが効果的であるようなのです。

　このブログでも何度も紹介していますが、30分間の運動は抗うつ剤一錠分の効果があり、しかも副作用なし、健康になるというオマケもついてくるのですから、陽の光を浴びて外を歩くというのは、確かにうつ病や不安障害、ひきこもりの人にとって、とてもいいことです。

　また、心の病やひきこもり系じゃない人でも、散歩というのはかなりの気晴らし、ストレス解消になりますから、確かに散歩による効果は期待できるでしょう。

　また、人間の精神にとってとても大切なものに、コミュニケーションがあります。同じゲームをやっている者同士であれば、話しも合い会話も弾むでありましょうから、これもストレス解消、コミュニケーション能力向上の役に立ちそうです。

（引用：http://pk-mn.com/n/pokemon-go-battle-tamago-ss/　より）

●ポケモンＧＯはひとつのツール

　ポケモンＧＯでひきこもりが外出しだしたり、うつの傾向がある人が楽しみを見出したりすることはとてもいいことだと思います。

　ただし「ポケモンＧＯがあるから、もう薬を飲まない」とか、「支援者とかいらない」となると極論。どんなゲームでも、賞味期間というものがあり、やがて人から「ああ、昔それ流行ったね」となってしまうかも知れません。
（個人的には1年後にどれくらいの人がやっているか疑問です）

　いうまでもありませんが、完全な治療法というのは存在しません。むしろ完全に効くとか、100％治るなどという治療法があれば、むしろ疑った方がいいのです。

　極論ではなく、もし治療が必要な人なら治療を、支援が必要なら支援をちゃんと受けて、理想の自分に近づいていければいいのではないでしょうか？

　不登校・ひきこもり・ニートの最大問題は、人や社会を苦手とし、人や社会との交流を避けがちなこと。そして自己嫌悪という心のクセを持っていることではないかと思います。

　マナーや安全を守ってやれば、ポケモンＧＯなどスマホゲーム、ネットとかはひきこもりやうつ系の人の良いツール（道具・手段）だと思います。大いに楽しんでください。

　そしてゲーム依存や交通事故などに注意してくださいね。

（ちなみに私もポケモンＧＯやってます（笑））

（引用：http://pk-mn.com/n/pokemon-go-battle-tamago-ss/　より）

ＦＨＮ放送局
巨椋修（おぐらおさむ）

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