児童虐待が過去最多という悲しい事実と子どもに無関心な日本


●激増する児童虐待

2歳児にタバコを吸わせ、逮捕された親がニュースになっています。


おそらくこの親には自分が虐待をしているという自覚もなかったのでしょう。


児童虐待は24年連続で、増加しており、い平成26年度に対応した児童虐待の件数(速報値)は前年度比20・5%増の8万8931件で、過去最多を更新しました。



(引用:http://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_soc_tyosa-jikenchildren-casualties


厚生労働省児童虐待の調査をはじめた当時、多くの人が「こんなもの昔からあった。昔はもっとひどかった」といっていたことを思い出します。確かに25年以上前では、子どもが虐待をされていても「法は家庭に入らず」の原則で、誰かが通報するということも、ほとんどありませんでしたし、また、虐待は「しつけ」「それぞれの教育の一環」という言い訳も通用する時代でした。


しかし、現実的には、以前に比べてどうも児童虐待は増えているように私自身は感じています。


では児童虐待の内容はというと



(引用:http://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_soc_tyosa-jikenchildren-casualties



心理的虐待(ドメスティックバイオレンス(DV)が子どもの前で行われる「面前DV」も含む)

・身体への虐待

育児放棄などのネグレクト(怠慢・拒否)

性的虐待


となっています。 


では、どうして児童虐待が起ってしまうのでしょうか?



(引用:http://www.pref.kyoto.jp/kateishien/gyakutai_01genin.html


原因は一つではなく、様々であるようです。



●子育てが難しい日本

虐待の原因として、日本の現在では子どもがとても育てにくい国であるといえそうです。


高い教育費。保育園には「うるさい」というクレーム。子どもが出来たら会社を辞めざるを得ない状況が多い女性たち。働くために子どもを預けようとしても保育園や幼稚園も、満杯で預かってくれない等々。


少子化問題などといいながら、政府も国民も子育てにあまり関心がないようにさえ思えてきます。


そのせいでしょうか? 日本は海外に比べて「子どもがほしい」という人が最下位であったりします、



(引用:http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20110210/1297356482


子どもの未来は、この国の未来なのですが、この国の人々は子どもを必要としていないのでしょうか?


虐待が増えているということは、親たちが追い詰められているということの表れであるかも知れません。


児童虐待が過去最多という悲しい事実と、子どもや子育てに無関心な日本という国の未来は、決して明るいとはいえません。


幸い、虐待をしているという通報が増えているということは、日本人が子どもや子育てにまったく無関心ではないとも言えますので、これからに期待したいと思います。






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巨椋修(おぐらおさむ)

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巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。

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