第12回 楽に生きて何が悪い『笑顔の法則』


●あいさつの重要性

 さて、前回、周囲との人間関係が、幸運を呼ぶので、まずはあいさつからということを書きました。

 いまさらあいさつのことを言われても〜と、と思うなかれ。不登校・ひきこもり・ニートなど、生きづらさを抱えた人に「あいさつが苦手「「あいさつが上手にできない」という人が、実に多いのですよ。


 あいさつが苦手っていうのは、かなり損。それだけで生きるのがつらくなってくるくらいです。


「あいさつ」というのは、とても大切で、ちょっとした知り合い、例えば、学校の同級生とか、会社の同僚とか、ご近所さんとかから「こんにちは」と、あいさつされたとします。


 日本人には、あいさつが苦手というか、恥ずかしがり屋さんの人が多いのですけど、そのとき、思わずうつむいてし、無視をする形になることもあるようです。


 すると、相手の人はどう感じるかというと

「あれ? 自分のことが嫌いなのかな?」
 とか、あるいは

「あ、無視しやがった!」

 とか思うかも知れません。


 同じことが3回も続けば、相手の人は、それだけのことで、あなたのことを、嫌いになってしまうかも知れません。


 案外、そういうことが発端になって「いじめ」や「仲間はずれ」が起こるきっかけになったりもするのです。

 ですから、なるべくならば、こちらから大きな声で「こんにちは」「おはようございます」と、あいさつをしたほうがいいんですよ。

 たとえ、相手がうつむいたままでも、そっぽを向いていても、あいさつを続けたほうがいいのです。あいさつは、人間関係の第一歩ですから、これがないとなかなか人とうまくいきません。



●笑顔の重要性
 
 次に、同じく大切なものは『笑顔』です。

 笑顔というのは、相手に敵意がないことをしめす手段。当たり前のことですが、しかめっ面をしていると人は近づいてきません。

 かといって、笑顔で注意が必要なこともあります。嘲笑や狂笑、そして意味のない笑い顔は、相手に不快感を与えてしまうということも忘れないでくださいね。


 そして特に笑顔ではなくても好まれるのが“穏やかな顔”です。

 人と接するとき、心穏やかにしていれば、人と話すと、自然と笑顔になっているはずです。


 心穏やかにしていれば、無理に笑うことはありません。ただ、眉間にしわを寄せるクセを持っている人もいますので、ときどき鏡を見て、“穏やかな顔”の練習をしてみてください。
 

 普段から穏やかな顔をしていて、あいさつやちょっとお話しをするときに、にっこりと笑ってくれる人だと、また会いたくなるもの。そういう人は、人に好かれます。運は人が運んでくるものなので、そういう人のところには自然と幸運も転がってきます。


 幸運が転がってくると、また自然と笑顔が出てきます。【いいことは重なって起こるという法則】が、ここに出来上がってきます。

 誰でも、いつもしかめっつらをしている人には、近づきたくありませんよね。よって、しかめっつらをしている人には、運も近づいてきません。

 悪いことがあっても、そういう人には助けてくれる人も少なくなりますから、ますます運が遠のきます。
そして【悪いことは続けて起こるという法則】につながっていきます。



●生きづらさを抱えた人のほとんどはマジメ過ぎます。もっと甘えて怠けましょう

 さて、ここで楽に生きるポイント。

 生きづらさを抱えた人というのは、「あいさつ」とか「笑顔」といったホンのチョットしたことで損をしていることが実に多いのですねえ。

 言ってみれば、自ら「生き心地の良さ」を遠ざけ、「生きづらさ」を引き寄せているようなもの。

 考えすぎてしまっていたり、自分に厳しすぎるのですよ。


 え? 自分に厳しいなんてことはない?

 もしそうなら、それはとてもいいことです。でも、生きづらさを抱えたほとんどの人は、「自分なんかダメだ」「自分など生きている価値などない」などと、いつも思ってしまっているわけでしょ?

 これってもの凄く自分に厳しい考え方ですよ。だって何をやってもダメとか、生きている価値がないなんて、究極の自分への厳しさです。


 これだけ自分に厳しく接しているのに、生きづらさを抱えた人っていうのは、もっと自分をイジメようとして「まだまだこんなんじゃダメだ!」と、もっと厳しくあろうとする人が多いんです。

 でもねえ、そんなに自分に厳しくしているから、考えすぎちゃって、「あいさつ」が上手く出なかったり、「笑顔」が出なかったりしちゃうんですよ。だいたい厳しい人って、いつも眉間にシワをよせて難しい顔しているじゃないですか。

 だからね、 もっと自分に甘くしてね、もうちょっと自分を怠けさせるくらいでちょうどいいんです。

 わたしはあなたが、何歳であと何年寿命が残っているか知りませんが、仮に30歳としても、まあ大体50年くらい。例えそれが20年でも10年でも、生きているうちは、少しでも生き心地良い時間を増やして、楽に生きたほうがいいと思うんですよね。

 もっと自分に優しくしてあげてもいいんじゃないでしょうか?

 

●まとめ
・ あいさつが苦手な人は、生きづらさを引き寄せてしまいます
・ 笑顔が苦手な人は、生き心地の良さを遠ざけてしまっています。
・ 生きづらさを抱えている人は、自分に厳し過ぎる傾向があります。
・ もっと自分に優しくしてあげてください。







FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)拝


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巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。

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