あまり自分を責めないで


不登校・ひきこもり・ニート』の当事者や保護者の方の中には、必要以上に自分を責める人が多いように思えるのですよ。

不登校ニートになった当事者からは、

「自分が悪いからこうなったんだ。自分なんか生きている価値がないんだ」

とか、保護者の方からは

「わたしの育てかたが悪かったから、子どもがダメになってしまった……」

なんていう言葉を聞くことがあります。




間違いを犯さない人なんていないんです。




何か望まないことが起きることがあるのも人生でしょう。




望まないことがあったからって、過剰に自分を責めることはないと思います。




生きていると、後悔することや反省することがたくさんあると思うんです。


宮本武蔵という剣豪は


「我、ことにおいて後悔せず」


という言葉を残していますけど、逆にこれは武蔵がいかに後悔だらけの人生を歩んできてかという証明だと思うんですよ。



日本を代表する剣豪でさえ、いつも後悔をしていたということでしょうねえ。


だから、わたしたちのような凡人が、いつもクヨクヨと悩んだり後悔したりすることは当たり前だと思うんです。


でも、できるなら



ただ悔やむよりも、その失敗を後々生かしてほしいと思います。



でも、人は同じ失敗を何回も何回も繰り返す生き物だということも覚えていおてほしいと思います。


そして、失敗をしたら、そんな自分を責めるんじゃなくて、許してあげましょうよ。


誰かが失敗しても、なるべく許してあげましょうよ。



でもまず、ご自分を許すことが大切。

わたしは多くの方々とお会いしましたが、自分でご自身を責めている人って、そんなにひどい人は、ひとりもいませんでしたよ。

もう。あまり自分を責めるのはやめましょうよ。


また、逆に、学校や親、社会や政治など責めすぎるのも、かえって自分がみじめになるのでやめたほうがいい。


自分を責めすぎるのも、他を責めすぎるのも、自他を傷つけることになりますので、あまりしないほうがいい。


何ごともほどほどにね。



ま、人生なんて、いい加減でいいんじゃないでしょうか?




不登校・ひきこもり・ニートを考える FHN放送局代表』
巨椋修(おぐらおさむ)