同性愛者はなぜ差別されるのかを調べてみた。

同性愛者はなぜ差別されるのかを調べてみた。


まず生物学的に差別の理由はない。同性愛は石器時代からあり、動物の同性愛は多い。キリンの9割のカップルは雄同士だ。

サル、ウシ、ゾウなど多くの動物に同性愛は見られる。




子孫を残さないということもない。



同性愛者でも異性と結婚したりSEXをして子どもを作る場合は多い。むしろ昔はそれが普通であった。つまり社会的に不都合はない。

また養子を迎えるカップルも少なくないという。

また子孫を残さず、養子を迎えないからといって彼らが攻撃されるなどということもなかった。太古より異性間でも子どもを作らない・作れないカップルは普通にいたからだ。

太古の同性愛者は、差別を受けることも排除されることもなく、他の群れの人間と一緒に狩りに行き、食べ物を探したことであろう。


人間の群れにおいて、狩りに行けなくなったり、子どもを作れなくなった高齢者には役目があった。他人の子どもの世話をしたり、他の人たちが出かけた後の留守を守ったりすることだ。


よって排除されることはない。




また同性愛は、戦前以前の日本、昔のイスラム社会、古代中国や古代ギリシャでも普通のことだった。



(Wikipedia『古代ギリシャの同性愛』より)



でななぜ現在、同性愛者やLGBTはバッシングを受けるのか?

一つは社会的教育であろう。



どうも日本においては、戦後のアメリカ式民主教育から同性愛=性的異常というイメージができたようなのだ。



アメリカ式民主教育は、キリスト教的民主教育といっていい。

元来キリスト教は、同性愛に厳しい。聖書に同性愛は忌むべきものと書かれているからだ。ただし近年には同性愛に理解ある教会も増えている。



ちなみに日本では欧米の批判を怖れた明治政府が明治5年に「鶏姦(けいかん)罪」(アナルセックスのこと。つまり男性同性愛)を発布したが、明治13年にこの罪は消滅している。

理由はあまりにも同性愛が当たり前でやめる人などいなかったから。日本において大昔から、衆道(男性同性愛)はしごく当たり前に行われていたのだ。



そして太平洋戦争後、日本人はアメリカに洗脳支配され思想まで替えられたため、その後同性愛=ヘンタイ、忌むべき差別の対象となったようなのだ。


それを牽引したのはマスコミや、「日本はダメな国」言い続けた進歩的知識人たちだろう。

彼らはこれまでの、つまり戦前日本を全否定し大マジメに「日本は遅れた国」と言い続けた。


ちなみにアメリカは、日本と違って戦後急速に同性愛等を認める方向に向かっている。



それともう一つ。ヒトは自分たちの仲間ではないと認識したとき強烈は差別意識が生まれる。



これもその人が生まれ育った社会的教育の結果なのだが、同性愛をバッシングしているヒトは、「彼らは我々の仲間ではない。=バッシングしてもいいのだ」と、考えているためらしい。




我々は、そろそろそういう思想から離れてもいいのではないだろうか?




参考:動物の同性愛に遺伝的な利点、仲間の繁殖力が強化されることが判明(スウェーデン研究)


参考:LGBT史年表