心の筋肉痛


 20代の頃から、ずっと武道・格闘技をやっています。いまでは指導者としてやっています。

 最初はフルコンタクトカラテでした。稽古のときに先輩方は手加減してくれているとはいえ、突きや蹴りを肉体にもらいます。

 たちまち全身アザだらけになりました。

 アザは青いのや赤いのや、紫色、治りかけて黄色と体中に色とりどりのアザができました。

 当たり前だけど痛いんです(笑)。フリーターで生計をたてていましたので、バイトが終わってから道場に行きます。

 するとサボりたい休みたい辞めたいという感情が毎回起るんですね。

 道場に向かいながら、「きょうは休んでいいんじゃないか」「ローキックをもらって足を引きずっているのだから、きょうは練習をやめよう」なんて思いながら道場に通ってました。

 で、道場に行ったら、当たり前ですけど、強い先輩に必ずやられてしまうんです。

 まあどうのこうのいって強くなりたかったから、やっていたのでしょうね。

 で、ながく続いたかというとそうでもないんです。すぐに引っ越しや仕事の関係で続けることができなくなりました。

 ブランクがあって、30歳手前くらいで格闘技の練習を再開したとき、我ながらビックリしました。

 一分間体を動かしたら、もうムリで、へたり込んでしまいました。

 もともと運動とか苦手で、不摂生をしていたので仕方がなかったのでしょうね。たちまち全身筋肉痛です。

 あと、練習を再開してすぐにギックリ腰になりました。まったく体を動かしていなかったので、よほど弱っていたのでしょうね。しばらく普通に歩けませんでした。

 練習をすると必ず筋肉痛になります。

 実はいまでもずっと練習をしていますので、筋肉痛は日常であり、当たり前となっています。

 心もそうだと思うんですよ。

 ちょっとしたことで傷つきます。

 いつだって、ささいなことで傷つくと思うんです。

 いくつになっても。

 ぼくは30数年武道格闘技をやっていますけど、今日も筋肉痛です。

 肉体も心も傷ついている程度なら、それはそれで自分が強くなる過程なんでしょうけど、骨折になると、ちゃんと治療やリハビリが必要です。

 そのときはちゃんと休んでくださいね。

 

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精神科医不登校に携わる皆さんにインタビューをしており、問題解決のヒントになれば幸いです。
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巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。

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