ニートひきこもりの自殺率は非常に高い
自殺はここ数年で減少傾向にあるのですが、2015年版の『自殺対策白書』によると、ニートやひきこもりといった若年無業者の自殺が大変多いようです。
2014年は2万5427人の自殺者のうち、無職者が1万5036人と全体の約6割!
そのうちから20〜30代の無職者2526人のうち、引きこもりや就職の準備をしていないニート(若年無業者)など「その他の無職者」が7割以上の1812人!
(出典:http://www.jiji.com/jc/zc?k=201506/2015062200121)
自殺原因はうつ病、統合失調症といった精神疾患が多く、これ以外では、就職失敗や生活苦、人間関係のトラブルなどだったそうです。
20〜30代のうち、引きこもりやニート(若年無業者)など「その他の無職者」が7割以上というのは、かなり深刻な数値だと思います。
うつ病などの精神疾患が、多いということは、やはり日々の生きづらさが、その原因となっているのではないでしょうか?
うつ病は、環境や人間関係のストレスや、考え方の癖でなることが多いようです。
そして健康問題が原因で自殺した人の4割がうつ病。統合失調症やアルコール依存症をも含めると、健康問題の自殺は過半数を超えます。
(出典:http://utsu.ne.jp/keep/suicide.html)
さらに言えば、『WHOによる自殺予防の手引き』によると、もっと自殺と精神疾患の関係性は深く
先進国でも開発途上国における調査でも、自殺した人の80〜100%が生前に精神障害に罹患していたことが明らかにされている。自殺の生涯危険率は気分障害(主にうつ病)で6〜12%、アルコール依存症で7〜15%、統合失調症で4〜10%である。
ところが、自殺した人の大多数が精神保健の専門家に受診せずに、最後の行動に及んでいる。したがって、プライマリケアの場において精神障害を早期に診断し、専門医に紹介し、適切な治療を実施することは、自殺予防の重要な第一歩となる。
また、自殺者に認められる共通点として、複数の障害を抱えているという事実がある。たとえば、アルコール依存症とうつ病、あるいは人格障害と他の精神障害が同時に存在する場合は危険度はさらに高くなる。
(引用:http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/19html/tebiki.html)
自殺する人のほとんどは、自殺を実行してしまうとき、うつ病と同じ状態になっているという説もあり、俗説の「死ぬ死ぬという人に限って死なない」というのは大嘘で、自殺する人のほとんどが、死亡前、もしくは未遂前に、自殺をほのめかす言動をします。
自殺をほのめかす人に対して「死にたいっていう奴に限って死なない」とか「甘えだろ」などと、突き放すと、その人は悩みを打ち明けることができなくなってしまいますので、そういうときは、ちゃんと話しを聴いてあげてほしいと思います。
また、自殺したいと思った人は、迷わず精神科に駆け込んでほしいと思います。
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巨椋修(おぐらおさむ)
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巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。
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