藤子不二雄A先生が40年以上前に描いた漫画に現代のひきこもりが・・・
ネットに藤子不二雄A先生が40年以上前に描いたとされる漫画が載っていました。
作品名はわかりません。しかしこの漫画には、現代のひきこもりを同じ状態の人が描かれています。
そして、その後の状態も・・・
藤子不二雄A先生が40年以上前に描いた漫画が現代の闇を的確に表現してるより。
※コメント欄のコバさんより、この作品が『明日は日曜日そしてまた明後日も……』という作品だと教えていただきました。
坊一郎は一度も出社できないまま、病院で「勤めにでることができない病気」と診断された。そして坊一郎は、二階の自室から一歩も出なくなってしまう。
作品発表時には「引きこもり」の概念は一般化しておらず、引きこもりの用語も使われていない。しかし、平成年間(1989年 - )に引きこもりが社会問題化すると、引きこもりを描いた先駆作品として脚光を浴びるようになった。
と、書かれています。
いまから40年前というと、1975年ごろ。当然、この時代にもひきこもりの人はいました。
しかし、ひきこもりが大きな社会問題になるのは90年代に入ってからです。
ちょっとひきこもり者数の推移を見てみましょう。
2000年代のはじめにポンッと増加しているのがわかります。
では、自殺と失業率の推移も見てみましょう。
やはり2000年代はじめにポンッと増加しています。
この時代は、バブル崩壊から約10年、バブル後の不況に耐えに耐えてきた中小企業が、耐えきれなくなった時代です。
また、有効求人倍率も新卒の就職内定率も、ほぼ底近くにあった時代でした。
パソコンやネットの普及率も過半数を超えた時代でもあります。
ひきこもっていても、比較的孤独ではない時代になったといってもいいかも知れません。
この時代にひきこもりになった人は、いま30代、40代になっており、年代別でいえば、もっともひきこもりが多いと言われています。
ひきこもりの人を強制的に表に出して、働かせることはできません。
最終的には、本人が外に出ようと思い、本人が行動しなければ、ひきこもりをやめることはできません。
家族も支援をする人も、そのお手伝いをすることぐらいしかできません。
できれば・・・ 本人にそう思い、行動し、周囲の人がそれを助けるようになればいいなと思うばかりです。
FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)拝
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巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。
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