自殺が多い日・月・曜日・時間から見る自殺予防の方法
自殺は絶対いけないなんて言う気はありません。
誰だって、どうしようもなく生きるのがつらくなることがあります。
生きていても仕方がないと思ってしまうときや、死にたいとか、このまま消えてしまいたいと思ってしまうことがあります。
それは、そう思う人が弱いんじゃなくて、たまたまそういう時に行き当ってしまったのだと思います。
内閣府と厚労省の分析によると、04〜08年の間で、もっとも自殺が多い日、少ない日は
◆自殺者の多い日
(1)3月1日 138.0
(2)4月1日 121.4
(3)6月1日 118.6
(4)5月31日 115.6
(5)11月1日 114.0
◆自殺者の少ない日
(1)12月30日 55.2
(2)12月31日 57.0
(3)12月29日 58.0
(4)8月12日 58.8
1月2日 58.8
と、自殺が多いのは、月の初めである1日が圧倒的に多く、31日は5月だけ。
そして11月以外は、春〜初夏にかけてということがわかります。
自殺が少ないのは、年末年始。そしてお盆。
自殺が多い曜日は、月曜日。少ないの土日と祝日。
自殺が多い時間帯は、男は0時台、5時台〜6時台が多く、女は5時台〜6時台、10時台〜12時台」。
少ないのは、男女ともに1時台〜2時台、7時台〜9時台、19時台〜21時台」は比較的少ないようです。
さて、これらのデータから、何がわかるかというと、春〜初夏という移動や変化、決算や倒産、昇進や降格、出会いと別れ、そして冬に動く元気がなかった人が、【自殺を実行する行動力】を得る季節や、これから仕事や学校がはじまるという月曜日は危ないということ。
逆に、大晦日やお盆、土日祝日という休みのときは自殺が少ないということは、人間、やはりノンビリとプレッシャーやストレスがないとき、自ら死を選ぶ確率は低くなるということ。
時間帯では、夜中や明け方、午前中の10時から12時台に自殺が多いということは、夜眠れていない人に自殺が多いということと、夜眠れないことと、午前中に調子が悪いというのは、うつ病の特徴であることから見て、うつ病治療や予防が自殺対策に、有効ということになるのでしょう。
まとめると、
・日ごろから、ストレスやプレッシャーを避け、なるべくノンビリと暮らす生活や、心構えを持っているようにすること。
・日ごろから、うつ病予防に気を付け、睡眠を充分にとるように心がけること。
と、いうことでありましょう。
「いやあ、実際に働いているとそうはいきませんよ」と、おっしゃるかも知れませんが、どんな仕事や学校でも、自殺を考えるほど苦しむことが正しいとは思えません。
正しくないということは、そんな生活は間違っているのです。
ノンビリと楽〜に楽〜に生きるようにしてこそ、せっかく与えられた命を大切に、そしてイキイキと生きる良い人生なのではないでしょうか?
とはいえ、なかなか難しいこともあるでしょうが、なるべくそういう心がけで生活をしたいものですね。
FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)拝
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巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。
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