「やりたい」を「やらなきゃいけない」にしないで
●「やらなきゃいけないこと」になったら、イヤイヤやるようになる
人はみな「やりたいこと」があります。
ところがこのやりたいことが、できるようになり「やらなきゃいけないこと」になったら、それは義務になり、いやいややるようになるんです。
だからね。
なるべく「やりたいこと」を「やらなきゃいけないこと」に変換しないほうが楽なんです。
「やりたいこと」を「やらなきゃいけないこと」に変えてしまうということは、それは自分で自分を追い詰めていることになるんです。
お父さん、お母さん。お子さんが勉強が嫌いだとします。それは、勉強を人間がもっている本能である「知識欲を満足させること」や「目標を達成すること」が、勉強、つまり【勉(つめ)めて強(し)いる】という強制的にやらされていることになってしまうと、誰だって嫌になりますよね。
でも、「やらなきゃいけないこと」ってありますよね。
勉強や仕事なんかもそうかも知れません。だったら親や教育者、指導者が、なるべく「やらなきゃいけないこと」を「やりたい」と思わせるように、誘導してあげるのも、ひとつの作戦かも知れませんね。
あるいは自分自身で、やらなきゃいけないこと」を「やりたい」と思わせるように、変換してあげるようにしてあげればいいんです。
●楽しみをみつける。完璧主義にならない
その方法の一つとして、「やりたいこと」って、たぶんそれは「楽しいこと」でしょう。だから何か楽しみを見つけるとか、楽しい目標をたてるなんてのがありますね。
そしてもう一つ。完璧主義というワナにおちいらないこと。
完璧主義って自分では永遠に満足できない考え方なんですよ。
すると「まだまだ完璧じゃない」「もっとやらなきゃいけない」ってならざるを得ない。
それで成長できているうちはいいけど、いつまでたっても完璧にならないわけですから、そのうち疲れて、楽しみも得られなくなっちゃう。
だったら、「まあ、いまのところはこんなもんでOK]って、自分に合格点をあげたほうがいい。
合格点をあげてから、もっと上に行きたい場合は、努力を続ければいいし、それで満足なら、またそれはそれでいいんです。
だからね。
いつまでも「やりたい」「もっとやりたい」って思うためには、「やらなきゃいけない」ってならないほうがいいんですよ。
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巨椋修(おぐらおさむ)
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巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。
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