ぼくたちは豊かになっているのか貧しくなっているのか?
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●一億総労働者時代
一億総活躍が求めてられている時代だそうです。
でも一億総活躍ってどういうことなんでしょうね? どうやら女性も老人も、労働者いてくれっていうことでしょう?
おかしいなあ・・・
日本ってね昭和のはじめ頃とか昭和30年くらいだと、お父さん1人が会社で働いて、おじいちゃんおばあちゃん、おかあさん、子ども4〜5人以上を養ってたのね。昔は子だくさんだから、6人兄弟とか7人兄弟もめずらしくなかった。
つまりお父さんの稼ぎで、一家10人くらいを養ってたわけだ。
それが昭和の半ばあたりになるとお父さん1人の稼ぎで、お母さんと子ども2人くらいになり
平成になると、共働きで子ども1人か2人になってきているんですよ。
●モノがたくさん必要な時代でもある
近年になればなるほど、お金がかかるモノが増えてきた時代になっているともいえます。
例えば昭和の半ばあたり、庶民が憧れた商品に『三種の神器』というものがありました。白黒テレビ、炊飯器、冷蔵庫です。
時代が進むと、カラーテレビ、クーラー、自動車となります。
ところが、これらは現在では誰もが、手に入れているもので、持っていて当たり前となりました。
これら以外に、昔は子ども部屋なんてあまりなかったけど、いまは当たり前。
さらにスマホが1人一台が当たり前、パソコンも持っていて当たり前、テレビが一家に複数台とか、地方だと自動車も2台3台当たり前の時代になっています。
むかしは、子どもの遊びといえば、ほとんどお金がかからないものでしたが、いまはテレビゲームとかけっこうなお金がかかるものになっています。
でもバブル崩壊からずっと生活保護受給者が増えているし、国民の6人に1人が相対的貧困という貧しさになってる。
ちなみに相対的貧困っていうのは、日本の所得の中央値がおおよそ250万円なので、その半分の125万円以下で生活している人が、月収でいうと約10.4万円以下の人が、日本だと16%、6人に1人いるということです。
はたしてぼくたちは豊かになっているんでしょうか?
●これからの豊かさとは?
むかしは、多くのモノを持つことが豊かさでした。最新の家電や自動車、新しい本、新しいゲーム、高級な食器、高級な食材などなど。
でもいまの人ってそんなに最新の家電とか、高級な食器や食材にこだわらなくなってきてる。
ぼくなんか、バブルの時代でも、4畳半で共同トイレ、銭湯といった貧しい生活のまま、いまにいたっているので、あまりバブルの恩恵を受けていないので、それほど変わらないのですが、いまの若い人なんかは、あまり最新の家電とか、新品の商品とかにこだわらなくなってきていると感じるんです。
食器とか家庭で使うものの、かなりは百円ショップで間に合うし、ゲームとか本とかも誰かが持っていれば、貸し合ったりしてシェアする時代になってきていると思うんですよね。誰かが車持っていれば、相乗りさせてもらったり、部屋だってシェアしたりね。
そこからいまの時代の豊かさって『交友関係』がかなり重要になってくるんじゃないかと思うんですよね。
交友関係が広ければ広いほど、いろいろ助け合ったり、シェアしあったりして、お金がそれほど必要ではなくなってくる。
ぼくはお酒が好きだけど、1人でお酒を飲みにいくことはほとんどありません。ほとんど家飲み。毎週日曜日に友だちがぼくの部屋に集まってくるのね、そこで1人1500円ずつ出し合って、カンタンな料理とか、惣菜を買って飲み会をするのね。
さんざん飲んでも、それでもお金があまるのね。その余ったお金は貯めておいて、何かのときにみんなのために使うようにしています。
ちなみに昨日、友だちがムエタイ(タイ式ボクシング)でデビューして、友だち一団で応援してもらったの(ぼくはセコンド)。その後の居酒屋での打ち上げで、使ったのね。するとかなり安くなりました。
むかしは一杯稼いで、いっぱい貯金して、たくさん使うのが豊かさだったけど、いまの時代、信用できる友だちが多いということがある種の豊かさにつながってくると思っているのです。
FHN放送局
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巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。
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