常識を破って生きる


●本当は何が正しくて何が悪いなど誰も知らない

不登校・ひきこもり・ニートに悩む人は、多くの場合とても「常識を気にする人」です。ここで注意。必ずしも「常識人」ではない(笑)。でも「常識を気にする人」



つまり「学校に行かなければならない」「ひきこもりはいけない」「ニートではダメ」と、いうのが常識だと思っている人です。


そういう人は、ちょっと考え方を変えてみましょう。例えばクラスで一番成績が悪い人は、クラスで一番のびしろがある人です。


また、成績を必ずしも良くする必要もありません。「でもそれじゃあ、いいところへ進学や就職ができないじゃありませんか」という人が、いることでしょう。


でもなんでいいところへ進学や就職をしなければいけないんです? そもそもその「いいところ」へ行ったら、本当にいいことがあるのでしょうか? そんなこと誰にもわかりません。


そもそも何が良いことで何が悪いことであるかなんて、実はみんな知っているつもりで、誰も知らないことなんです。


それではなにかと都合が悪いことがあるので、取りあえず法律を作ったり、常識を作ったりして、取りあえず、これは正しい、これは悪いということにしているだけなんです。


でもこれって本当はとても怖いことで、結局世間や社会の都合のいい状態にされているってことなんです。



●世間の都合ではなく自分に都合よく生きよう

世間の都合に縛られていると、何かと気苦労が多くなります。大人になったらいい会社に入らねばならないとか、30歳くらいまでには結婚しなければならないとか、実はそんなこと、それほど大切ではありません。


いい会社と思っていたら、ブラック企業だったり、リストラされるかも知れません。30歳までに結婚しなきゃと思って焦って結婚したら、とんでもない相手だったなんてことがあるかも知れません。先のことなんて誰にもわからないのですから。


ただ、世間の都合通りにしないといって、犯罪者になったりしないほうがいいでしょうね。他人には迷惑をあまりかけないようにしたほうがいい。同時に自分も自分に不都合なことをしないほうがいい。


世間の都合より自分の都合よく生きる程度でいい。まあ、適当にやるってことです。



●常識を破る生き方とは

常識というのは、スポーツの基本のようなもので、日本のスポーツマンは基本第一。とにかく基本に縛られてしまう傾向があると思います。


プロ野球メジャーリーグで活躍している川崎宗則選手がおもしろいことをいっています。

 もちろん日本にいる時からもっと上手くなりたいという気持ちは常に持っていました。特に内野手の場合は芝などの環境が変わり、僕らにとって正面がこちらではバックハンドで捕ることが正解だったり、片手で捕ることや下から投げることも基本だと考えられていたりして、改めて基本とは何なんだろうと思えてきた。そしてこちらはあくまでアウトを取ることが基本で、どのかたちが一番確率が高いのかを選んでいる、ということにも気づきました。


 自分は1つの基本しか知らなかったのが、たくさんやり方があることを去年気づかされた。
(引用:http://number.bunshun.jp/articles/-/471987?page=4 より)


川崎選手は「基本は一つじゃない」と、いっています。常識も一つではありません。


常識というのは、人の数だけあるといってもいいかも知れません。生き方も70億人の人がいれば70億通りの生き方があり、どれ一つとっても同じものはありません。


それくらい世間や社会でいう常識というものは、多様なのです。


ですから常識を破る生き方というのは、その人なりの生き方をするということです。


もし、野球なり、他のスポーツでも「基本通りの動きしかしてはいけない」とします。


でもそれでは勝てないでしょう。それ以前に楽しくないでしょう。


不登校・ひきこもり・ニートで苦しんでいる人は、常識=基本に縛られて自由にプレーできないでいるスポーツマンのようなものです。


不登校でもいいんです。


ひきこもりでもいいんです。


ニートでもいいんです。



もちろん、学校にいってもいいし、働いてもいい。でもできれば、自分で「まあいいや」と思える生き方。「楽しい」と思える生き方であるのが理想だと思います。


でもあくまで理想ですから、理想通りにはいかないいかも知れません。


でもそれならそれでいいじゃないですか。


私はそう思います。






FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)



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巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。

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