その自己犠牲は本当にみんなの為になってますか?
お父さんは毎日、一生懸命働いて、とても疲れています。
お母さんは、毎日の家事、子育て、パートでとても疲れています。
子どもは子どもで、毎日の塾や勉強、学校その他の友だち関係でとても疲れています。
そして、みんなが楽しみにしていた、連休の日がやってきます。
お父さんは思いました。
「本当は、家でのんびりとするか、1人になってぼんやりしたいけど、妻も子どもにも、最近かまってあげられてないし、仕方ないけど思い切って家族旅行に行くか。みんな喜ぶだろうし」
家族旅行計画を、お父さんに打ち明けられたお母さんは思います。
「本当は、家でのんびりとするか、1人になってぼんやりしたいけど、お父さんは旅行に行きたがっているみたいだし、子どもにも思い出作りが必要だし、仕方ないけど思い切って家族旅行に行くか。みんな喜ぶだろうし」
子どもも思いました。
「両親との旅行なんていまさらめんどくさいし、本当は、家でのんびりとするか、1人になってぼんやりしたいけど、仕方ないけど思い切って家族旅行に行くか。親孝行だとおもって」
そして、みんな家族旅行にいき、そしてどっと疲れて帰ってきました。
そしてみんな口では「楽しかったね〜」などといいながら、心の中では思っているのです。
(あ〜、疲れた。せっかくの休みなんだから、本当はのんびりしたかったのに・・・)
いい家族なのかも知れません。みんながみんなを思いやって、自己犠牲の精神で、みんな為に旅行にいったのです。
でも、1人1人が、「みんなのために自分が我慢すればいい」という自己犠牲のために、全員が犠牲者になってしまいました。
このように、自分さえ我慢すれば・・・ という自己犠牲の精神を全員がしてしまうと、全員が犠牲者になってしまうのです。
自己であろうと、他者であろうと、犠牲者を出したくはないですよね。
人は、ほどほどならわがままでいいんじゃないでしょうか?
人の都合より、自分の都合で生きてもいいんじゃないでしょうか?
そうして少しずつ譲り合っていけば、犠牲は少なく、気持ちのいい毎日が送れると思うのですが、いかがでしょうか?
FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)
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巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。
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