悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである アランの名言に学べ



― 悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである −
フランスの哲学者 アランの言葉



この言葉は、フランスの哲学者で『幸福論』を書いたアランという人の言葉です。


この言葉にもあるように人は、落ち込んだり、暗くなったり、絶望といった気分に襲われやすい生き物なのです。


もっといってしまえば、人は感情に流され、落ち込み、暗くなり、絶望するほうが楽なんです。


それは一度でも、落ち込んだことがある人なら、すべての人によくわかることだと思います。


そして落ち込みから立ち直り、元気に、楽観的になるということが、なかなか大変であるということも、多くの人が知っていることだと思います。


だからこそ、わたし達は、あえて楽観的になれるように普段から習慣付けをしておいたほうがいいでしょう。


(確証があるわけではありませんが、福島の原発事故で、俗に“放射脳”と揶揄(やゆ・からかうという意味)される人たちや、食の安全に対し過剰な反応をする人たちの中には(わたしの知る限りですが)、うつ病や不安障害の傾向がある方が多いように感じます)


日常ないろいろな物事に対して、楽観的いる人に対して、いつも悲観的に考えている人は「バカじゃないの!?」という反応をしめす人もいるかと思います。


この反応は、いつも上機嫌でいる人に対して「いつも上機嫌でいる人って、考える力が足りないんじゃないの?」と、いう人と同じなのですが、よく考えてみてください。


基本的に、上機嫌の人と会っていて、不愉快になる人は、まずいません。


では、会うたびに、悲観的なことをいう人はどうでしょう? あまりいい気持ちはしませんよね。だったら周囲の人のためにも、悲観的な態度は改めたほうがいいでしょう。


もし悲観的にならざるを得ないような事態がやってきてしまったらどうすればいいのでしょうか?


そういうときは、「人事を尽くして天命を待つ」ことです。


このことわざの意味は、人事(人間ができる事)を尽くして(やれること、備えなどをできるだけやり)天命を待つ(後は天にお任せしてしまう)ということ。



つまり悲観的になるということは、やるべきこと、できることをやり切っていないか、あるいは精神的な病気の傾向があるのかも知れないということです。



では最後にもう一つ、哲学者アランの名言を。


人間には自分自身以外に


敵はほとんどいないものである。


最大の敵はつねに自分自身である。


判断を誤ったり、無駄な心配をしたり、絶望したり、


意気消沈するような言葉を、自分に聞かせたりすることによって、


最大の敵となるのだ


(アラン『幸福論』より)








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巨椋修(おぐらおさむ)拝



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巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。

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