第19回楽に生きて何が悪い『世間の正義よりも自分に都合よく生きよ！』 - おぐらおさむ（巨椋修）の不登校・ひきこもり・ニートを考える

●何が善で何が悪かもよくわからないのがこの世である

　現実社会に生きていると、善と悪ということに対して、何が善で何が悪かがよくわからないことが多々あります。

　殺人は悪ですが、犯人の事情をよくよく調べてみると、どう見ても殺されたほうが悪くて、殺した方が気の毒になってしまうこともあります。

　インターネットにちょっとおもしろい文章が流れていたので、ここに引用します。出典は不明です。

正義の味方の特徴
１自分自身の具体的な目標をもたない
２相手の夢を阻止するのが生きがい
３単独〜小人数で行動
４常になにかが起こってから行動
５受け身の姿勢
６いつも怒っている

悪役の特徴
１大きな夢、野望を抱いている
２目標達成のため、研究開発を怠らない
３日々努力を重ね、夢に向かって手を尽している
４失敗してもへこたれない
５組織で行動する
６よく笑う

　これを最初に読んだときは笑ってしまいました。

　確かに子ども向けのヒーロー番組や漫画などでは、正義の味方と悪役がハッキリとわかれています。

　しかし大人になってそのヒーローものを見直してみると、はたして正義の味方は本当に正義のためにやっているのか？　と、疑問になることもあります。

●正義は自分たちの都合によって決まる

　国際戦争や紛争などを見ても、じっくりと見ると「はたして正義はどちらにあるのか？」ということが、よくわからないことなど、当たり前のようにあります。

　あまり単純に決め付けず、極端にならないようにするといいのではないでしょうか。

　A国にとってB国は敵国であり、悪の国かも知れません。一方のB国にとってA国は悪の国で、正義は我にありと考えているかも知れません。

　正義や悪というのは、自分たちの都合不都合によって決まることがとても多いのです。

　そして正義というのは、常に権力と共にあります。

　
　庶民は、権力者の都合で正義や悪を教えられ、行動します。ときとして、そうやって権力者と共になる正義は

「正義のために自分を犠牲にせよ」

　と、教えることも多くあります。

　戦争などもその一つですが、近代戦争はすべて「平和のため」というのが大義名分になっています。

　正義や平和のために、人は人同士の大量殺戮までしてしまうのです。

●正義に振り回されず自分に都合よく生きるのが楽に生きる道

　正義が正しいとは限りません。だって何が正義で何が悪であるかも、そのときどきの“権力者の都合”によって決まるのですから。

　正義が権力者の都合で決まるのなら、それに流されて生きるのも悪い方法ではありません。

　いちいち反抗をしていても疲れるだけですし、周りの人たちからも「めんどくさいヤツ」と、思われるのがオチでしょうからね。

　
　でも、どうせ正義が都合で決まるのなら、自分にとって都合よく生きるのが楽でありましょう。

　人生なんていい加減でいいんです。

　何事も自分に都合よく解釈して、自分が自分にとって一番都合よく生きるのが、一番楽に生きる道です。

　誰かが作った正義になんて振り回されることはありませんよ（笑）。

●まとめ
・善悪はその場その場の都合で決まります。
・単純に「正義」「悪」と決め付けないでおきましょう。
・誰かが作った正義になんか振り回されることはありません。

FHN放送局
巨椋修（おぐらおさむ）拝

第3回　生きぞこないなう！　テーマ『正義論　あなたの正義に気をつけろ！』　

第2回　生きぞこないなう！　テーマ『諦め論　諦めちゃダメですか？』

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巨椋修（おぐらおさむ）は陽明門護身拳法という護身術＆総合格闘技の師範をやっています。
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